シンポジウム,デモ展示など特別イベントに関しての情報を掲載しております。
タイムテーブルに関しましては、こちらのページにて詳細をご覧いただけます。

8月30日(水) 3・4限目 【特別企画1】放送,コンテンツ制作におけるIT活用の進化と未来予測

放送局及びメディア業界におけるIT活用が進んでいる。
その状況と実例、及び、今後の方向性に関して紹介し、IT活用に関する議論の一助としたい。

8月30日(水) 13:15~15:30
会場A 302教室

司会:西澤伸一(フジテレビジョン)


S1-1 放送設備概要とITへのシフト(予稿なし)
ITE

(株)フジテレビジョン

西澤伸一
S1-2 AWSで実現するクラウドメディアワークフローと最新事例(予稿なし)

ここ数年で映像業界におけるクラウド活用が加速化してきている。映像の制作から送信までのワークフローを8つのワークロードに分類し、各ワークロードにおけるAWSサービスの活用および最新の事例を紹介しながら、クラウドの今を体感いただく。

ITE

アマゾンウェブサービスジャパン(株)

北迫清訓 氏
S1-3 AI (Artificial Intelligence) for Media(予稿なし)

AIをニュースで耳にしない日は無いくらい、日常にはAIサービスがあふれ始めました。かつてと異なり、映像/写真/音声/言語の処理精度が飛躍的に向上しました。このセッションでは、Microsoftが提供している最新のAIテクノロジーである、Cognitive Serviceと “Big Cognition”をデモを中心に紹介しし、コンテンツ制作およびマルチチャネル展開の全体を考えたPlatformについて考えていきます。

ITE

日本マイクロソフト(株)

畠山大有 氏
S1-4 Googleスケールで実現する,クラウドでの配信基盤やコンテンツ制作

企業が放送局になる時代においてインターネット配信ではスケーラビリティが重要視されています。
Googleがどのようなアプローチでそれを実現し、Google Cloud Platform上において実際にどのように構築出来るのかを事例を交えてご紹介します。

ITE

Google Cloud Japan合同会社

浅野翔太 氏

8月31日(木) 1限目 【特別企画2】SET(ブラジルテレビ放送技術協会)特別講演(予稿なし)

8月31日(木) 9:00-10:20
会場A 302教室

司会:菅原正幸(NEC)


S2-1 Switch Off in Brazil - A current overview

ASO in Brazil

A current view of the Analogue Switch Off, showing the sequence of the cities that already were switched off, as well the next ones in the process.

The emphasis of this presentation is to give a panorama about the challenge that this process represent to Brazil, taking in account our territory and the size, localization and quantity of cities involved in this operation.

ITE

Eng. Sergio Eduardo Di Santoro Bruzetti
S2-2 SET - Group of Studies IP: Goals and Activities

We are at the beginning of a new technological evolution: the migration of a studio infrastructure from SDI to IP, and HD signals to 4K / UHD.
From the outset it is important to become familiar with these technologies, so that you can make the right decisions when it comes to adopting them.
With this in mind, SET has decided to create the IP Studies Group, wich aims to evaluate how manufacturers are dealing with this evolution.
This subject will also be the subject of panels during SETExpo 2017.

ITE

Mr.Jose Antonio S. Garcia
S2-3 How to face Live Production Changes over IP

This is a moment of changes.
The transition from HDTV to 4K, SDR to HDR and SDI to IP has haunted a lot of people.
Migration strategies and future growth are popping up along with new standards. Different architectures and workflows are being proposed.
New and old players are positioning themselves.
What will happen to live production? What does SMPTE 2022/2110 and NDI offer us? How to manage and control this system? Which topology is appropriate?

ITE

Mr. Antonio Leonel da Luz

8月31日(木) 2限目 【特別企画3】KIBME招待講演

8月31日(木) 10:40~12:00
会場A 302教室

司会:浦野丈治(日本テレビ)


S3-1 Korea UHDTV, The Present and Future
ITE

Director, MBC Engineering Research Center

Yongwoo Shin

8月31日(木) 3限目 【特別企画4】フェロー記念講演会

映像情報メディア学会には、テレビジョンを含む映像情報メディアに関する学術および産業分野の発展・普及・振興あるいは本学会事業の発展に対して、特に貢献が顕著と認められる会員に高い尊敬と深い感謝の意を表するための制度として、フェロー会員の認定制度があります。年次大会特別企画4では、新たにフェローの称号が贈呈されましたお二方を講師としてお招きし、映像情報メディア技術の発展に寄与した業績をご講演いただきます。

8月31日(木) 13:00~14:40
会場A 302教室

司会:伊丹 誠(東京理科大)


S4-1 無線素材伝送のデジタル化に関わって(予稿なし)

 1990年代後半は、2000年12月1日の衛星デジタル放送開始に向け、HDTV無線素材伝送装置、いわゆる「ハイビジョンの飛び道具」の開発・実用化が急務だった。伝送装置の研究開発が進められると共に、1996年7月に設立されたARIBの素材伝送開発部会および1999年11月に諮問を受けた電界通信技術審議会(現情報通信審議会)番組中継用デジタル回線委員会での審議を経て、衛星デジタル放送開始直前の2000年10月にARIB STD-B11 2.0版が規格化された。2018年12月の4K・8K本放送開始を1年余り後に控え、「4K・8Kの飛び道具」の早期実現に期待を寄せつつ、20年前にどのような形でHDTV無線素材伝送装置の開発・実用化が進められたかを振り返る。

ITE

NHKエンジニアリングシステム  開発企画部 技術主幹

伊藤泰宏 氏
S4-2 コンピュータグラフィックスによる映像表現技術(予稿なし)
ITE

東邦大学

新谷幹夫 氏

8月31日(木) 4限目 【公開講演会】映像情報メディアと情報セキュリティ(聴講無料・一般公開)

コンテンツ制作のファイル化やOTTサービスの進展など,映像情報メディアのIT化は新たな展開を迎えている.また,IoTの発展などにより,これまでになかったモノとつながることにより新たな価値やサービスが生み出されつつある.
一方,これらのシステムがネットワーク化されることにより,様々な脅威にさらされることになり,映像情報メディアも無縁ではない.
映像情報メディアのより安全で快適な利活用を進めていくために必要なことを情報セキュリティの観点から各分野の第一線の方々にうかがい,幅広く考える場を提供する.

予稿集は当日会場で配布いたします.

8月31日(木) 15:00-17:40
講義棟1階 101教室

司会:神田菊文(NHK)


サイバー攻撃防御における情報共有の価値

攻撃を実施しようとする者や攻撃手法の開発は今後も残念ながら収まることはないと思っています。攻撃手法そのものの把握や対応に加え攻撃者がなぜ攻撃を行うのか、「攻撃の意図」を可能な限り把握する。さらに様々なセキュリティ機関と攻撃そのものだけでなく、つかんだ予兆など様々な情報共有することにより、対応速度を上げる必要があります。情報が相互に交換されている組織やグループは、既に国内に存在していますが、其の殆どは個人対個人で醸成された信頼感をベースとしたものです。個人とコミッティとの信頼感をどのように組織対組織に広げていけるか、今後のサイバー攻撃への対応において決定的に重要になると考えます。

ITE

NHK 情報システム局/ICT-ISAC-JAPAN事務局次長

熱海 徹 氏
IoT機器の脆弱性を狙うサイバー攻撃の脅威と対策

本講演では、ネットワークの受動的観測、および、能動的観測により認識可能なIoT機器の脆弱性やマルウェア感染状況について述べる。特に数年前から続いているIoT機器の大量マルウェア感染の最新状況や、感染機器を悪用した大規模サービス妨害攻撃について説明する。また、感染機器からのマルウェア駆除手法に関する検討結果についても述べる。

ITE

横浜国立大学 大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院 准教授

吉岡克成 氏
ISPにおけるサイバー攻撃の実体と対策

サイバー攻撃の一種であり、インターネットに接続した物はすべて攻撃対象となる可能性のある、DDoS攻撃について解説します。事例をもとにIoT botなど最近の傾向について紹介し、攻撃への対応上のに課題について議論を行います。

ITE

(株)インターネットイニシアティブ セキュリティ本部長(兼 セキュリティ情報統括室長)

齋藤 衛 氏
東京2020大会のテクノロジーとサイバーセキュリティ

2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会ではテクノロジーを活用したスポーツの新しい見方・見せ方をすることで、ファンやアスリートにとっての興奮や参加感を向上させ、ショーとしてのスポーツイベントの魅力を高めたいと考えます。
一方で、大会運営を支えるテクノロジーは年々複雑化しており、かつスポーツテクノロジーのような新しいテクノロジーを導入することによるリスクも考慮する必要があります。”ITの活用”と”サイバーセキュリティ”のバランスをとる必要があると考えます。

ITE

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 テクノロジーサービス局 サイバーセキュリティ部課長

大山洋平 氏

9月1日(金) 2限目 【特別企画5】ここまできた撮像デバイス!超高精細,超高感度,超高速度

撮像デバイスは、小型化と多画素化を中心に進展してきたが、感度、速度性能も飛躍的に向上してきている。本セッションでは、精細度、感度、速度についてそれぞれ最先端のデバイス技術を講演と機材デモ、映像などの展示を行い、センシングデバイスの進化を紹介する.

9月1日(金) 10:20-12:00
会場A 302教室

司会:大竹 浩(NHK)
講演1件30分を予定


S5-1 超高精細イメージセンサの開発動向(予稿なし)
ITE

キヤノン(株)

小林昌弘 氏
S5-2 高速CMOSイメージセンサ技術の歩み

2011年に最初の報告をした高速CMOSイメージセンサ技術の今日までの進化と今後の展開について論じる.

ITE

東北大学

須川成利 氏・鈴木 学 氏・鈴木 将 氏・黒田理人 氏
S5-3 超高感度撮像デバイスの開発動向
ITE

NHK放送技術研究所

大竹 浩
デモ展示

250Mカメラ キヤノン(株)
超高速度カメラ 東北大学

9月1日(金) 3・4限目 【特別企画6】

IoT(Internet of Things)はや今や日本の情報通信・エレクトロニクス産業のこれからを牽引する新パラダイムとして位置づけられ、その実現に向けて産官学あげての取り組みが展開されている。
AV機器をはじめとする情報通信技術のデジタル化は未曾有の便益をもたらした一方、日本が得意とした「刷りあわせ」技術を不要とする製品アーキテクチャーの本質により、日本の半導体をはじめとするエレクトロニクス産業は壊滅的な打撃を受けた。
その逆境の中でも日本のエレクトロニクスは製造設備や材料・デバイス分野で存在感を発揮し、特にセンサ技術とりわけイメージセンサをはじめとするオプトエレクトロニクス分野では、世界のトップランナーとして世界を牽引している。
本シンポジウムでは、「IoT」時代を先取る、日本のエレクトロニクス産業の復活に向けた取り組みと課題を討論する。

9月1日(金) 13:00~17:10
会場C 304教室


開会挨拶
ITE

大阪大学/サンブリッジグローバルベンチャーズ

樺沢 哲
司会:倉重光宏(高知工科大学)
S6-1 IoTの全貌と映像情報メディアへの期待(予稿なし)
ITE

三菱UFJリサーチ&コンサルティング

尾木蔵人 氏
S6-2 IOTがもたらす半導体業界へのインパクト

IOTはオートメーション等で生産効率を向上させた第3次産業革命に続く第4次産業革命を起こすと言われている。全てのものがネットに繋がり、そのデータが人工知能などで解析され社会にフィードバックされる世界では、新たなビジネスチャンスが出てくると同時に大きく社会構造を変える可能性もある。特に、製品供給型から課題解決型への転換はビジネスのやり方そのものにも大きな影響を与えると思われる。このセッションでは半導体業界に与えるインパクトを3つの視点、1)デバイスの需要、2)製造への変化、3)ビジネスモデルの変化から考えてみた。それぞれの視点からの変化と対応策を論じる中で、日本の産業を更に活気づけるヒントを掴んでいただければ幸いです。

ITE

エーエスエムエル ジャパン

石綿 宏
休憩
司会:石綿 宏(エーエスエムエル ジャパン)
S6-3 Time of Flight方式距離画像センサの進化とセンシング/IoTへの応用展開の可能性

ソニーのCMOSイメージセンサの変遷を述べ、2D+測距による3Dセンシング実現のための距離画像センサの進化の一例として、裏面照射型Time of Flight方式距離画像センサの開発( https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201706/17-059 )とセンシング/IoTへの応用展開の可能性を紹介する。

ITE

ソニー

難波和秀 氏
S6-4 センサネットワーキングをIoT時代にどう生かすか? ~ IoT 実現に重要な3つの動向紹介 ~
ITE

パナソニック

大森 正 氏
S6-5 センサ技術が拓くIoT時代

IoTテクノロジーは、新しい価値を創造するためのテクノロジーとして様々な産業のたくさんの要望、要求を受け取り、多くのソリューションが提案されている。状況、環境分析のためにすべてもしくは部分的にでもデータを収集する技術及びノウハウを積み重ね、便利さを改善するか、早く異常を発見するか、それらを防止するか、または自動制御を実行等のために適用されていく事が望まれている。一般的にデータ分析とAIを使うサービス開発を中心に、IoT市場は考察されるけれども、データ収集は、このIoTテクノロジーをサポートしている基礎である。この中で取得されるデータの特徴は どのようにデータが使われようとしているかによって大きく変わり、その為多様化する。ROHMはセンサーやAFE(アナログフロントエンド)、超省エネマイクロコントローラ、無線モジュールなどを通して、IoT市場成長に貢献していこうと考えており、センシングと通信を高いレベルで融合し、アプリケーションとシステムのために最適化されたアルゴリズムによってセンサソリューションを開発している。
今回はIoT、特にマシンヘルス市場において、どのようなセンシング機能が模索され。実用化されているのかを通して、IoT事業化の面白さを伝えていく。

ITE

ローム

長畑隆也 氏
閉会挨拶
ITE

法政大学

山田一人

9月1日(金) 13:00~13:40 「ヒューマンインフォメーション3」セッション招待講演


33D-1 【招待講演】音声処理による視覚障害者支援技術

斜め読みならぬ“斜め聞き”技術を紹介する。音声は時系列情報であるため,斜め読みのような効率的な聞き方が難しく、視覚障害者支援技術の一つの課題となっている。アルゴリズムは至ってシンプルで、声が高くかつ大きい部分ほどゆっくり再生し、逆は速めるというものである。斜め読みの際に意図的に読み飛ばすのと同様、速める部分を大胆に削除してしまうという再生方法も可能である。本手法には、聞き取りに大切そうな部分を自動推定したいという意図があり、日本語の特徴やアナウンサーの話術を考え方として取り入れた。聴取実験の結果、話速を一律に速める従来法に比べて大幅に聞き取りが改善することが確認された。

ITE

NHK放送技術研究所

今井 篤 氏

9月1日(金) 4限目 【特別企画7】論文・国際学会Acceptへの道 ~レビューへの対応例~

論文の採録や国際学会での採択は、研究者としての目標あるいはひとつの節目となる。それを勝ち取るまでには、不採録となった論文の修正や照会事項への対応などのプロセスを経るケースが多いが、各研究者が蓄積したその「ノウハウ」がオープンになるケースはほとんどない。そこで今回は、昨年および今年に国内英文論文誌、国際学会、海外英文論文誌のそれぞれに採録および採択された3人のメディア工学研究者を講演者として迎え、その研究内容とともに「Accept」へのプロセスについてご講演いただく。本セッションが、学生の方々や若手研究者の論文執筆に対するモチベーション向上に繋がれば幸いである。

9月1日(金) 15:00~16:40
会場A 302教室

司会:望月貴裕(NHK)
講演:1件30分


S7-1 Visual-Based and Object-Conscious Image Retrieval by Block Reallocation into Object Region(2016年に電気学会英文論文誌に掲載)

放送局には大量の映像がアーカイブスデータとして蓄積されている.それらは番組制作のための素材や参考資料としての「宝の山」であり,有効に活用するための検索技術が強く望まれている.検索手段としては,手動あるいは自動付与したテキストメタデータを利用したキーワード検索が一般的だが,付与できるメタデータの種類と量には限りがある.そこで我々は,テキストメタデータを必要としない,画像同士の比較による「類似画像検索」の研究を進めてきた.本論文は,画像のレイアウトの類似性を維持しながら被写体領域の類似性にも重きを置いた新しい類似画像検索検索手法に関する内容である.本講演では,この論文の内容を紹介するとともに,不採択となった際の修正点や,再投稿時の照会内容への対応について述べる.

ITE

NHK

望月貴裕
S7-2 国際会議発表への道 ~ICIP 2017採択までの経験を踏まえて~ Community Detection using Random-Walk Similarity and Application to Image Clustering(ICIP2017にAccept)

本講演では,はじめに筆者らが研究を進める観光サポートを想定した画像解析技術の概要を紹介する.開発した手法を用いれば,インタネットから収集した雑多な観光地画像を,建造物や仏像などの被写体毎に高精度にクラスタリングすることが可能となる.次に,本研究のテーマ設定時からICIP 2017で採択されるまでの軌跡を,査読者のコメントへの対応事項を中心に,失敗談も交えながら紹介する.最後に,これらの経験を踏まえ,筆者が考える効果的な研究の進め方や論文執筆時の要点を述べる.

ITE

NICT/NHK

奥田 誠 氏
S7-3 L0 gradient projection(2017年にIEEE Transactions on Image Processingに掲載)

2017年に画像処理の国際論文誌 IEEE Transactions on Image Processing に掲載された論文を題材に、レビューへの対応等を解説する。

ITE

東工大/JSTさきがけ

小野峻佑 氏

8月31日(木) 懇親会

8月31日(木) 17:50-19:10
管理棟 学生食堂

会費:一般3,000円 学生1,000円
受付:懇親会会場入口