10:30〜10:40 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長 |
10:40〜11:40 |
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島津製作所における医用イメージングの取り組み
(株)島津製作所基盤技術研究所 上野功裕
島津製作所では、1909年に国内初の医用X線装置を完成して以降、100年に渡り、画像診断を支援する医用機器の開発を行ってきた。また、最近では、分析・計測技術と医用技術を融合した分子イメージング技術の研究開発も進めている。最新のX線診断装置を中心に、画像化の原理や画像再構成技術を用いた診断用アプリケーションなど、医用イメージングへの取り組みを紹介する。
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11:40〜13:00 |
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(昼食休憩) |
13:00〜14:00 |
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計算解剖モデルによる計算機支援診断と手術支援
立命館大学情報理工学部教授 陳 延偉
医療機器及びコンピュータ技術の著しい進展により、人体内部三次元構造に関する様々な高精細画像が得られるようになり、画像に基づく診断や手術計画などが可能となった。本講演では、CT画像から患者に特化した解剖モデルや臓器のバリエーションを表す計算解剖モデルの構築と計算機支援診断及び手術支援への応用について紹介する。
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14:00〜15:00 |
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超高感度HARP撮像技術の医療応用
NHK放送技術研究所 宮川和典
アモルファスセレン光導電膜内でのアバランシェ増倍現象を利用したHARP撮像デバイスは、超高感度と高画質を両立できる撮像デバイスである。本講演では、HARP撮像デバイスの特徴や、医療を中心としたさまざまな分野への応用例、今後の展開等について紹介する。
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15:00〜15:10 |
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(休憩) |
15:10〜16:10 |
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次世代脳機能計測技術基盤の整備
独立行政法人 情報通信研究機構(NICT) 脳情報通信融合研究センター(CiNet)脳機能計測研究室
劉 国相
近年、脳とこころに関する研究が活発である。この課題に生命科学の観点から切り込むには、脳活動の非侵襲的な計測が不可欠で、磁気共鳴画像法(MRI)を用いた脳機能計測(機能的MRI;fMRI)はその代表例の一つである。私たちは、現在のfMRIがどうしても乗り越えられない限界
点を整理し、戦略的に新規計測技術の開発に挑戦する。
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16:10〜17:10 |
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生体光計測のためのレンズレスホログラフィック顕微鏡
兵庫県立大学大学院 工学研究科 電気系工学専攻 佐藤邦弘
ホログラフィ技術を使った新しいタイプの4次元(空間+時間)顕微鏡と3次元断層顕微鏡の研究について説明し、生体光計測への応用について述べる。結像レンズを使用しない無歪高分解能4次元撮影、水中遊泳微生物の3次元動画撮影、および生態組織の細胞レベル断層撮影について説明し、超高分解能撮影や超高感度断像撮影の研究について紹介する。
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17:10〜17:15 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |