電気四学会関西支部 専門講習会 開催ご案内

「4K8Kコンテンツ制作・配信の最新」

要 旨
 2020年東京オリンピックの開催が決定し、一段と加速した放送の4K8K化。4K8K先進国としては、得意分野のハードウェア開発を推進しながら同時に、コンテンツの充実も重要な課題です。現行のHD放送と比較して圧倒的に広い帯域を必要とする4K8Kの映像制作や配信の、その始まったばかりの取り組みや最新の情報について、一線でご活躍の方々を講師にお招きし専門講習会を開催致します。皆様、ぜひご参加ください。

日 時
平成26年6月27日(金)10時00分〜17時15分

場 所
 
中央電気倶楽部 513号室 (大阪市北区堂島浜2-1-25)
堂島地下街南詰を右側に上り、右へ約50m、左側のレンガ造り建物

講演内容
10:00〜10:10 開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部  支部長
10:10〜11:40 4K8Kの海外動向
(株)毎日放送 経営戦略室 長井展光
 国内では、オリンピックに向け4K8Kの動きが活発になってきましたが、海外では4K8Kについてのどのような戦略があるのでしょうか。4月に開催されたNABショー(全米放送事業者協会)における高画質化へのニーズについて、また、隣国韓国では5月に開催されるKOBA(韓国放送機器展)の4K8Kの盛り上がりや、地上波での4K放送の取り組みについて、独自に取材した内容で、世界の4K8K事情をずばり分析します。
11:40〜13:00 (昼食休憩)
13:00〜14:00 2020年までのロードマップと取り組み
(社)次世代放送推進フォーラム 事務局 元橋圭哉
 2014年6月、衛星(CS)による4Kの試験的な放送が始まります。高画質化だけでなく色域やダイナミックレンジの広がりなど映像表現がより豊かになるという技術的な可能性に注目が集まっています。半面、制作機材の制約を克服して、良質の4Kコンテンツをどのように量産化していくかが大きな課題になっています。4Kそしてその後に続く8Kの推進にあたっているNexTVフォーラムの取り組みについてご報告いたします。
14:00〜15:00 4K放送の現状について
スカパーJSAT(株) 事業開発部 今井 豊
 社団法人次世代放送推進フォーラムが今夏から4K放送を予定しています。また、日本国外でも4K放送の実施が計画されています。その4K放送実施に向けた次世代放送推進フォーラムの活動、4K放送の現状と制作技術などについてご紹介します。
15:00〜15:10  (休憩)
15:10〜16:10 4Kコンテンツのマスタリング技術
(株)IMAGICA 技術推進室
エンジニアリングソリューションユニット 清野晶宏
 ポストプロダクションであるIMAGICAが4Kコンテンツおよび映画作品等の仕上げプロセスのためにリサーチした技術より、色管理環境、データ変換技術、ファイルフォーマット、量子化ビットレート、フレームレートなどの留意事項を述べながら、エンコード前の4Kマスターデータの作成プロセスを実際のカラーグレーディング(色彩調整)システムの紹介も交えて解説します。
16:10〜17:10 8K-SHV ソチオリンピックでの取り組み
日本放送協会 放送技術局報道技術センター中継部 久米隆嗣
 2月に開催されたソチオリンピックにおいて、NHKはオリンピック放送機構(OBS)と共同で8K-SHVコンテンツ制作を実施しました。開会式、フィギュアスケート、閉会式について制作を行い、国際放送センター(IBC)のSHVシアターでライブ上映しました。現地でのコンテンツ制作業務を、オリンピックならではの仕事の進め方を紹介しながら報告します。
17:10〜17:15 閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部  庶務幹事

聴講料
主催学会会員(正員 10,000円、准員・学生員 無料)(会員非課税)
会員外(一般 15,000円、学生 5,000円)(会員外消費税込み)

定  員
80名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます)

申込方法
終了しております。

申込先
〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25
中央電気倶楽部内 関西電気関連学会事務センター
Tel (06) 6341-2529 FAX (06) 6341-2534
E-Mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp

主  催
映像情報メディア学会・電気学会・電子情報通信学会 各関西支部


E-mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp
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