9:45〜9:50 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長 |
9:50〜10:50 |
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ネット同時配信の進展と民放事業の将来
一般社団法人 日本民間放送連盟 研究所長
木村 幹夫
現在、問題になっている放送の常時同時配信の需要を、海外における同様のサービスの利用実態などを通して考察します。放送のリアルタイム配信はスマートTVサービスやオンデマンド、キャッチアップなど多様な付加サービスと組み合わせなければ、広く受け入れられるサービスに成長する可能性は低いと考えられます。
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10:50〜11:50 |
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4K・8K実用放送に向けた技術課題への取組み
一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB) 4K8K推進センター センター長 宇佐美 雄司
いよいよ、今年12月、BS・110度CS衛星放送による超高精細な4K・8K放送(以下、新4K・8K衛星放送と呼ぶ)のサービスがスタートします。今回、この「新4K・8K衛星放送」の特長やサービスの概要を解説する他、「BS右旋の帯域再編」の課題、「左旋の新たな伝送路」の構築、さらには、「左旋」IF伝送で利用される2.5GHz帯の「電波漏洩等」の課題を解説します。
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11:50〜13:00 |
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(昼食休憩) |
13:00〜14:00 |
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5G時代に向けたNTTドコモのVR技術開発
株式会社NTTドコモ 移動機開発部 第二イノベーション推進担当 担当課長 的場 直人
VR要素技術の進展により、様々な実証実験・トライアルが行われており、エンタメをはじめとする様々な分野においてVR技術を用いたサービスの具現化が期待されています。しかしながら、現状、VRコンテンツの魅力を最大限に発揮するためのインフラやプラットフォームが不足している状況です。ドコモは第5世代移動通信により、高速低遅延の無線インフラが出現する2020年に向け、価値のあるVRサービスの実現を目指した技術開発を進めています。
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14:00〜15:00 |
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VRを活用した今後の展望
KDDI株式会社 商品企画本部 ホーム・IoTサービス企画部 サービス開発2グループリーダー 上月 勝博
KDDIでは初期より「VR×通信×○○」をテーマにその可能性を追求してきました。ユーザ体験では圧倒的な臨場感・没入感が得られ、人間本来の能力の拡張という観点で、当社としても非常に期待しています。店舗やアミューズメントパークなど、一時的な体験による成功事例はいくつかあるものの、HMDの個人所有および継続性という点では課題が存在し、VR業界にとっても次のフェーズに進む上での大きなポイントとなっています。スマートフォンのようにパーソナルデバイスとして浸透していくにはどのようなステップ、課題があるのか、また5G技術を活用するとお客様にどの様な価値を体験いただけるのか、通信キャリア視点での見解について、ご紹介いたします。
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15:00〜15:10 |
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(休憩) |
15:10〜16:10 |
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先進事例から学ぶ、VRの今後の可能性
ソフトバンク株式会社 新規事業開発室 事業開発部 VR事業推進課 課長 加藤 欽一
昨年「VR元年」ということで、各社から商用HMDが発売開始されたものの、日本では海外に比べHMDの普及が進まず、取り組む企業にとってマネタイズに大きな課題感が認識されています。一方、B2Bの文脈では、企業の研修やシミュレーションなど、徐々に活動事例が増えてきています。またB2Cの文脈でも、ロケーションベースVRと呼ばれる体験型の施設も増加傾向です。本講演では、市場の動向や最先端のアメリカの活動事例から、これからの市場を予測し、それに対するソフトバンクの取り組みや、期待される5Gとの組み合わせなど、VRの実用が期待される領域やその可能性についてご紹介させていただきます。
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16:10〜17:10 |
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「九州一花火大会」を史上初の4Kドローン空撮、 4K-IP生中継とひかりTVの4K戦略
株式会社アイキャスト 取締役経営企画本部長 赤穂谷 匡広 株式会社NTTぷらら コンテンツ戦略部 映像技術チーフ 沢田 博幸
ハウステンボスが昨年9月に開催した「九州一花火大会」の模様を、世界で初めて4Kカメラ搭載ドローンを使用して、4K-IPによる生中継を行いました。ドローンが撮影した4KHDRの映像を、光ケーブルを用いて有線で伝送し、上空100mまで上昇して超高画質で迫力ある映像を生で放送した試みについて、ひかりTVの4K事業戦略と合わせてご紹介いたします。
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17:10〜17:15 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |