学会誌に掲載されている論文募集のなかで,放送技術研究会に関係の深いと思われる次の案内を紹介します.奮ってご投稿ください.
2月号のフィールド論文小特集は,放送現場の創意工夫を取り上げるため,新規性をあまり厳しく問わないという独自の査読基準を設けており,普段は論文になりにくいものでも,有効性が高いならば,採録される可能性が高くなる特徴があります.放送現場で御活躍の皆様の挑戦を期待しています.
■2007年2月号<フィールド論文小特集> 「放送現業・コンテンツ制作」企画
放送のディジタル,ハイビジョン化,またインタネットの発展を受け,
番組の制作においては,高画質,高音質の追求,ノンリニアシステムや
情報検索システムによる効率的な編集,新しい映像表現技術を活用した
3次元バーチャル番組,視聴者の意向をすぐさま放送に反映するサーバや
ネットワークを利用した双方向番組など,より豊かな映像コンテンツを視聴者に
お届けするためのさまざまな技術が開発されています.一方,番組制作に係わる
コンテンツ,ソフトウェアの制作技術や検索手法など放送現場の創意工夫は,
放送文化の礎を築いてきた重要な技術要素であるにもかかわらず,
論文になりにくいという声がありました.
そこで,本会誌編集委員会では,論文の枠を広げ,新しい創意工夫や斬新な
アイデアによる番組制作技術を「フィールド論文」として取り上げることを検討し,
2003年2月号から「放送現業・コンテンツ制作」フィールド論文小特集を
企画してまいりました.今回で第4回目になりますが,今年も番組制作に関する
フィールド論文を下記の要領で募集いたしますので,奮ってご投稿下さい.
募集テーマとして下記の項目をあげておりますが,それに限定されるものではありません.
なお,この企画は<論文>欄の「フィールド論文小特集」であり,番組制作に
関する新しい創造,工夫,アイデアなどによる新しい映像表現であることを
評価基準としますが,査読手続きに関しては一般論文と同様とします.
新設されました<フィールド論文(起業工学)>欄とは異なりますので
ご注意ください.
【募集テーマ】番組制作全般にわたる制作技術
1.番組制作技術
2.照明技術
3.音声技術
4.編集・特殊効果技術
5.映像・音声・照明機器
6.CG・バーチャル設備とその応用
7.インタネットおよび番組情報システム
8.ノンリニアシステム
9.伝送システム
【投稿締切日】
2006年6月30日(金)