ごあいさつ



変革の時代における放送技術の未来を共に創る
 SNSや動画配信サービスの台頭により,私たちの生活におけるメディアとの関わり方は劇的に変化し,従来の放送のあり方は大きな変革期を迎えています. しかし,我々はこのピンチを,技術の力で新たな放送の価値を創造する絶好のチャンスと捉えています. 放送技術研究会(略称BCT: Broadcasting and Communication Technologies)は,この変化の最前線で,未来に向けた議論を牽引する場でありたいと考えています.

 その決意のもと,2024年度も全国各地での研究会開催や,学生を対象とした企画,他分野との連携など,精力的に活動を展開してまいりました. 年間を通じて127件もの活発な研究発表が行われ,ハイブリッド形式で開催した研究会には延べ351人もの方々にご参加いただきました. また,他研究会との共催イベントでは,分野を横断する活発な知の交流が生まれました. これらの活動は,まさに新しい放送のあり方を模索するための重要な礎であると確信しております.

 本年度,我々は「技術を核とした新しい放送の議論」をさらに加速させていきます. 放送業界の専門家はもちろんのこと,通信,AI,データサイエンス,コンテンツ制作といった,より広く多様な分野の皆様との議論を通じて, 未来の放送を共創していきたいと考えております. 皆様の持つ知見と,我々の持つ技術・経験を掛け合わせることでしか生まれない,新しい放送の未来像があると信じています. 皆様の積極的なご参加を心よりお願い申し上げます.

2025年9月
放送技術研究会委員長
岡田 実