シンポジウム,デモ展示など特別イベントに関しての情報を掲載しております。
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フェロー記念講演

映像情報メディア学会には、テレビジョンを含む映像情報メディアに関する学術および産業分野の発展・普及・振興あるいは本学会事業の発展に対して、特に貢献が顕著と認められる会員に高い尊敬と深い感謝の意を表するための制度として、フェロー会員の認定制度があります。本企画では、新たにフェローの称号が贈呈されました3名の皆様を講師としてお招きし、映像情報メディア技術の発展に寄与した業績をご講演いただきます。


12B-5[フェロー記念講演]映像圧縮符号化とのかかわり(予稿なし)(11:30-12:00)

映像圧縮符号化の研究をとおして感じてきたことや、大学教員になって感じたことなどを、お話させていただきたいと思っています。

ITE

東京工芸大学

上倉一人 氏
32D-5[フェロー記念講演]放送技術者がネット配信技術で知っておくべき6つの事柄(予稿なし)(12:00-12:30)

「放送技術者がネット配信技術で知っておくべき6つの事柄」として、TVer立ち上げに携わった経験から、ネット配信技術の理解のポイントを解説します。

ITE

TBSテレビ

本間康文 氏
34B-1[フェロー記念講演]大規模放送映像アーカイブ解析(予稿なし)(15:00-15:30)

国立情報学研究所では、東京地区の地上波テレビ放送映像7チャンネルを24時間ずっと蓄積し続けている大規模放送映像アーカイブ装置NII TV-RECSを運用しており、これまでに数年分のアーカイブを構築している。本講演では、個の
アーカイブを活用した放送映像解析に関する研究事例を紹介する。特に、コマーシャル映像高速マイニング、放送映像とWebとの統合解析による社会分析、並びに視聴率との統合解析による視聴率変化の理由解析システムについて紹介する。

ITE

国立情報学研究所

佐藤真一 氏

8月29日(水) 3限目 【企画セッション1】スポーツ観戦を変える超臨場感技術

従来のスポーツ観戦は、AR・VR技術、高臨場映像システム、高精細映像処理技術といった「超臨場感技術」の進展により大きく変貌をとげつつある。本講演会では、この超臨場感技術の最先端において、どのようなスポーツ観戦やトレーニング体験を可能にしているかを俯瞰し、今後どのような発展・応用がありうるか、どのような領域と融合していけるかといった可能性について展望する。

8月29日(水) 13:00~15:10
会場A 101教室(1階)

座長:髙村誠之(NTT)


趣旨説明
(1) 8Kスローモーションシステムに向けた取り組み

8K番組制作での多彩な映像表現の実現を目指して,8Kスローモーションシステムの研究開発を進めている.今回,フルスペック8K制作システムに向け開発した8K120fps撮像技術と8K120fps圧縮記録再生技術を活用することで,8K60fpsの2倍速スロー映像が送出可能なスローモーションシステムを開発し,平昌五輪などの8Kスポーツ中継現場で運用したので報告する.また,さらなるハイスピード撮影に向けた取り組みとして,8K240fps撮像装置の開発および撮影実験について述べる.

ITE

NHK放送技術研究所 テレビ方式研究部 研究員

冨岡宏平 氏
(2) Sports 4D Motionシステムの開発 ~スポーツシーンの四次元空間解析と映像表現~(予稿なし)

Sports 4D Motion は、多視点カメラで撮影し、時間を止めて視点が被写体の周囲を回り込むような映像表現である「ぐるっとビジョン」に、撮影映像から解析したボールの軌跡など動きの情報を3次元CGで合成表示する映像表現である。速度や打点などの解析データの提示も可能で、スポーツ番組において、選手やボールの動きをわかりやすく伝えることができる。講演では、Sports 4D Motionの映像表現手法とそのオンライン映像処理システムについて紹介する。

ITE

NHK放送技術研究所 空間表現メディア研究部 研究員

池谷健佑 氏
(3) xR技術の最新動向とリアルタイム自由視点VRの取組み

近年スポーツ観戦の新たな形として盛り上がりをみせるxR(VR,AR,MR)技術に関して、デバイス等の観点からその最新動向を分析し、将来的な発展の方向性にとしての「リアルタイムxRスポーツ観戦」の可能性に言及する。また、それら体験を提供するための映像処理技術のひとつとして、自由視点VR技術の取り組みを紹介する。特に、リアルタイムでの自由視点映像合成に関して、その技術詳細に言及する。また、実際のスポーツシーンを用いた当該技術の実施事例も紹介する。

ITE

KDDI総合研究所 超臨場感通信グループ 研究主査

野中敬介 氏
休憩
(4) VRを活用したスポーツトレーニングの試み

本講演では,スポーツのパフォーマンス向上を目指して開発している,VRを利用したイメージトレーニングについて紹介します.我々のシステムでは,プレーを三次元空間で再現し,それを高い臨場感で体験することを実現しています.これにより,バーチャル空間ではあるものの「慣れ」を創出し,実戦場面で高いパフォーマンスを発揮することを期待しています.講演中では,これを活用した最近の取り組みについても紹介したいと考えています.

ITE

NTTメディアインテリジェンス研究所 主任研究員(特別研究員)

三上 弾 氏
(5) Kirari! ~超高臨場感を世界中の人々へ~

NTTサービスエボリューション研究所では,従来のメディアでは伝えることが難しかった「高い」や「速い」といった臨場感を離れた場所や時間を超えて人々と共有することを目的に,超高臨場感通信技術 Kirari! の研究開発を行っています.Kirari! は特定の1研究分野だけに留まらず,未来の新しいコミュニケーションの一形態を示すことを目指して研究開発を行っています.本稿では,現在のKirari! のフレームワークや要素技術を概説し,スポーツ観戦に応用した今後の展望を述べます.

ITE

NTTサービスエボリューション研究所 主任研究員

外村喜秀 氏
デモを実施予定

8月29日(水) 4限目 【企画セッション2】ブロックチェーンの現状と今後 ~コンテンツ流通など様々な分野への適用可能性~

ブロックチェーンは,ビットコインなどの仮想通貨を支える「分散型台帳技術」として世界中に広がりを見せている.本講演では,ブロックチェーンとは何か,どのような技術的な特徴を持つのか,なぜここまで広がったのか,課題は何か,金融など既存の社会インフラに対しどのように影響を及ぼすのか,など現状と今後について俯瞰するとともに,コンテンツ流通など他の様々な事業分野への適用可能性やその取組み、社会システムの変革の可能性などについて展望する.

8月29日(水) 15:30~17:30
会場A 101教室(1階)

座長:柳原広昌(KDDI総合研究所)


(1) 2030年、ブロックチェーンのある未来と無い未来

ブロックチェーンの特徴の一つに信頼性の担保があります。ビジネスにおいても個人間のやり取りの中でも、取引の完遂には十分な信頼性があることが必須条件になります。今まではそれを与信や個人間の関係性によって担保していましたが、ブロックチェーンを社会インフラとして使うことによって、信頼性の担保の一部を担ってもらうことが出来ます。2018年現在、世界ではいくつものブロックチェーンプロジェクトが実際に動き始め、製品として提供され始めています。講演では、2030年のブロックチェーンのある未来をお伝えしたいと思います。

ITE

一般社団法人ブロックチェーン開発者協会 代表理事

赤澤正純 氏
休憩
(2) コンテンツ流通へのブロックチェーン活用について

動画配信サービスやSNSサービスを代表としてネットでの映像利用利用が広く普及しています。映像コンテンツの権利処理を円滑に進められることができると、さらにコンテンツの流通が促進されると考えられます。円滑な権利処理には透明性の高いシステムが望まれため、中央集権的な仕組みを持たないブロックチェーンの活用が期待されます。ブロックチェーンにコンテンツの権利を登録し、その流通を管理する方式について、技術課題とそれに対する取組みについて紹介します。

ITE

NTTサービスエボリューション研究所 主任研究員

中平 篤 氏
(3) ブロックチェーン技術の活用と課題(予稿なし)

近年、ビットコインのコンポーネントとして設計されたブロックチェーンの利活用が注目を集めている。特に、ブロックチェーン上でプログラム実行環境を提供するスマートコントラクト基盤は、新たな基盤技術として様々な応用が検討されている。本講演では、スマートコントラクト基盤の最新動向等を紹介するとともに、スマートコントラクト基盤のレベニューシェアスキームへの適用などの応用事例を考察し、その実現性や課題等を議論する。

ITE

(株)KDDI総合研究所 情報セキュリティグループ グループリーダ

清本晋作 氏

8月29日(水) 4限目 【14E】スポーツ情報処理 招待講演


14E-6[招待講演]スポーツ映像解析の最新動向(予稿なし)

本講演では昨今急速に注目を集めるスポーツ分野におけるコンピュータビジョン技術の現場での活用事例を概観するとともに,最新の研究動向を紹介する.研究動向に関しては,CVPR2018およびそのスポーツ映像処理に関するワークショップCVSports2018を中心に国内外での興味深い取り組みを紹介し,それらに基づいて今後の研究の方向性・実応用に向けた展開について考察する.

ITE

NTTメディアインテリジェンス研究所 クロスメディアプロジェクト

高橋康輔 氏

8月30日(木) 2限目 【企画セッション3】国際会議・英語論文・フィールド論文の採録への道(予稿なし)

昨年の年次大会で「論文・国際学会Acceptへの道 ~レビューへの対応例~」を企画し、「原著者の立場」から、どのように査読コメントへ対応するかというノウハウを伝授いただき、好評を博しました。
今年度は逆に「査読する立場」からのお話をいただく貴重な場を設けました。
日頃数多くの査読をこなされ、また難関国際会議に高率採録もされている一線の研究者の方々から、どのような書き方だと落とされやすいのか、逆に落とされにくいのか、査読ポイントを開陳いただきます。加えて、本会ならではの論文形態である「フィールド論文」の紹介をいただき、通常の論文の枠にはまらないような工夫や調査等の出版方法を伝授いただきます。
本企画が日本の映像情報メディア研究プレゼンスの向上の一助になるものと確信しています。

8月30日(木) 10:40-12:00
会場A 101教室(1階)

座長:望月貴裕(NHK放送技術研究所)


趣旨説明
(1) ICPR等査読する際の採否のポイント

近年、AIブームなど故に、コンピュータビジョンやパターン認識関連の国際会議への投稿件数が増えてきた。投稿者の観点からは、査読が厳しくなるかも知れないが、査読者の観点からは、査読依頼の件数も増加している。今回は「査読する立場」から、多くの査読を効率良く行うポイントを紹介し、査読者がどのような目で見ているのか、どのような原稿を「アクセプト」するのかについてディスカッションする。

ITE

NHK放送技術研究所 上級研究員

サイモン クリピングデル 氏
(2) 無駄撃ちしない論文投稿

英語論文の投稿には多くの時間や労力を要します。できれば、闇雲に投稿しては落とされる、無駄撃ちは
避けたいと考えるのではないでしょうか。本講演では、著者として、査読委員・編集委員として、さらには学生を指導する立場からの私の経験(限られた経験ではありますが)を踏まえて、国際会議・英語論文誌に高確率で採択されるための心がけについて、皆様と議論したいと思います。

ITE

名古屋大学 准教授

高橋桂太 氏
(3) 現場の工夫を論文に ~フィールド論文とは?~

論文を書く、ということに高いハードルを感じている人は多いのではないでしょうか。学術的な新規性がなければいけない、と考えていませんでしょうか。論文は研究者だけのものではありません。多くの方に役立つものでなければなりません。映像情報メディア学会では、現場の新規の工夫があり、実用性があれば、古い技術の寄せ集めでも論文にできます。それが『フィールド論文』です。映像情報に関連する・しないに関わらず多くの“現場”ではいろいろな工夫がなされて、その場を乗り切っています。その工夫を多くの方に知っていただき、より良い技術を作る、楽しい現場を作る、そのための論文を書いてみませんか。

ITE

NHK放送技術研究所 上級研究員

小川一人 氏
総合質疑・総括

8月30日(木) 3・4限目 【公開講演会】次世代放送の取り組み ~新4K8K衛星放送開始前夜~(聴講無料・一般公開)(予稿なし)

2018年12月に「新4K8K衛星放送」が開始されるにあたり、放送方式の標準化の経緯、送出設備の概要、新4K8K放送対応の宅内配信機器および受信機の開発状況、4Kコンテンツ制作の現状について述べる。また、地上波での4K8K放送を目指した次世代地上放送の研究開発状況についても紹介する。

8月30日(木) 13:00~17:45
大講義室A


座長
ITE

NHK放送技術研究所

池田哲臣 氏
開会挨拶
(1) 4K8K放送方式の標準化

2000年の衛星デジタル放送開始,2003年の地上デジタル放送開始以降,デジタルHDTV放送の普及と並行して,HDTVを超える4K8K超高精細度テレビジョンや5.1chを超えるマルチチャンネル音響を始めとした放送の高度化に向けた研究開発と標準化が進められた.2012年のITU-R勧告BT.2020策定とロンドン五輪パブリックビューイングの成功を契機として,4K8Kサービスの早期実用化の機運が高まった.CSデジタル放送による4K放送に続き,BSでも,2016年からの試験放送を経て,2018年12月から新4K8K衛星放送が始まる.新4K8K衛星放送に至る標準化の経緯と放送方式を概説する.

ITE

NHK放送技術研究所

西田幸博 氏
(2) 送出設備の整備概要

2016年8月1日、世界で初めて4K8K試験放送がスタートした。新たな放送サービスに対応するためARIB標準規格や運用規定の検討や策定が進められたと同時に、8K対応のエンコーダ/デコーダ、MMT/TLV方式に対応した多重化装置、放送信号検証用の受信装置など放送を送出するための設備を新規に開発した。本講演では開発した4K8K試験放送送出設備および、2018年12月1日に開始する4K8K本放送に向け、階層変調や新CAS方式に対応した開発中の4K8K本放送送出設備について紹介する。

ITE

NHK技術局

原 哲 氏
休憩
(3) 新4K8K衛星放送の宅内配信について

12月1日から実用放送が開始される「新4K8K衛星放送」の受信システムについて、パラボラアンテナでの受信から宅内・各部屋への受信信号の伝送を説明します。新しく採用される左旋円偏波、放送チャンネルや周波数変換の仕組み、3.2GHzへ拡張された中間周波数帯域や交換が必要な機器、伝送特性などの紹介、また 拡張された中間周波数帯域での周辺電気機器などとの干渉や、6月より開始された電波漏洩対策助成金制度についても紹介します。

ITE

A-PAB

坂本 徹
(4) 新4K8K衛星放送受信チューナー

世界の様々な放送方式に対応したチューナーをいち早く世の中に送り出してきたソニーから、2016年7月に新4K8K衛星放送受信チューナーのプレスリリースを行いました。
12月の実用放送を目前に、新チューナ開発までの道のり、優れた受信性能を実現する技術、そして、エンジニアの熱い想いについてご紹介します。

ITE

ソニー

小野 康 氏
(5) ライブ制作におけるHDR/SDRサイマル制作の取り組み

朝日放送テレビでは、2015年から夏の高校野球を通じて、4Kでのライブ制作に取り組んできた。初年度となる2015年は、4K/SDRでの生中継に挑戦。2016年から将来的なHD/SDR
(地上デジタル放送)と4K/HDR(BS4K放送)のサイマル制作を想定し、現場制作はHDR制作を基本とし、最終段でSDR等必要なフォーマットへ変換する手法を検証してきた。
2017年には、BS試験放送(A-PAB)にて4K/HLGでの生中継とハイブリッドキャストを活用した4K/SDRでのライブ配信を実施することができた。
2018年は、第100回の記念大会となる開会式を4K/HLG制作し、同時生成されたHD/SDRをBS朝日にて生中継を行った。
今回の講演では、サイマル制作手法の実例や今後に向けての課題を紹介する。

ITE

朝日放送テレビ

宇佐美貴士 氏
休憩
(6) 地上4K8K放送の研究開発動向

地上波での4K8K放送の実現を目指し、変調方式や誤り訂正技術などの研究開発が進められています。ここでは国の委託研究である「地上テレビジョン放送の高度化技術に関する研究開発」で取り組まれている地上放送高度化方式の伝送方式の研究開発の成果および平成30年秋に東京地区と名古屋地区で予定されている大規模な野外伝送実験の実施に向けた準備状況を中心に解説します。

ITE

NHK放送技術研究所

岡野正寛 氏
閉会挨拶

8月31日(金) 1限目 【企画セッション4】日韓ジョイントセッション KIBME & ITE Joint Session Presentations

8月31日(金) 9:00-11:00
会場A 101教室(1階)

Chair: Nam Ik Cho(Seoul National Univ.)
Co-chair: Takahiro Mochizuki(NHK)


(1) Interaction Design for Media Installation on an Urban Building ~ An audience-participative interactive public viewing on an urban building ~
ITE

NTT

Shunsuke Takamiya
ITE

NTT

Ryo Yamashita
ITE

NTT

Hiromu MIYASHITA
ITE

NTT DOCOMO

Satoshi Oda
ITE

NTT DOCOMO

Yoshiyuki Okada
(2) Robust Motion Deblurring Based on Coded Exposure Photography in the Presence of Poisson and Gaussian Noises
ITE

Univ. of Fukui

Chihiro Tsutake
ITE

Univ. of Fukui

Toshiyuki Yoshida
(3) A Study on Lightweight DCGAN Network Architecture for Mobile Devices
ITE

KDDI Research, Inc.

Tomoyuki Shimizu
(4) Multiple Transform of Intra Predicted Chrominance Signal Utilizing Structural Similarity with Luminance Signal
ITE

Sungkyunkwan Univ.

Jeeyoon Park
ITE

Sungkyunkwan Univ.

Byeungwoo Jeon
(5) Inception-Based Convolutional Neural Network for the Reduction of Compression Artifacts in Image and Video Codecs
ITE

Seoul National Univ.

Yoonsik Kim
ITE

Seoul National Univ.

Jae Woong Soh
ITE

Seoul National Univ.

Jaewoo Park
ITE

Seoul National Univ.

Nam Ik Cho
(6) Focal Length Estimation for Augmented Reality Services
ITE

Hanyang Univ.

Jungsik Park
ITE

Hanyang Univ.

Jong-Il Park

8月31日(金) 2限目 【企画セッション5】KIBME招待講演 KIBME & ITE Lecture Session

8月31日(金) 11:10-12:10
会場A 101教室(1階)
座長:柳原広昌(KDDI総合研)


Joint High Dynamic Range (HDR) and Super-Resolution (SR) Imaging from a Single Input Image
ITE

Seoul National Univ.

Nam Ik Cho

8月31日(金) 3・4限目 【企画セッション6】「伝統工芸・芸能」だけじゃない!?金沢の映像・ものづくり業界(聴講無料)

「伝統工芸・芸能」の印象が強い金沢の文化ですが、それだけでなく、それに裏付けられた文化が深く根付いていて、例えば金沢21世紀美術館のような、一見「伝統工芸」と関連が薄そうな施設が市民に根付いていたり、草の根的な文化が活発です。
そのような背景をふまえ、外から見える「金沢らしさ」を再定義するような、金沢発の映像・ものづくり業界の背景と現状について、多角的に紹介します。

8月31日(金) 13:10-16:35
会場A 101教室(1階)

座長:秋田純一(金沢大学)


全体説明
(1) オタク世代の映像趣向の変遷

金城大学短期大学部美術学科はその他の美術系大学と学生の趣向が異なり、オタクの割合が多い。以前は美術を志す学生は画家を目指すことが一般的で、画家を目標に美大へ進学することが多かったが、近年は画家を目指す学生は減少傾向にある。その代わりにアニメや漫画、ゲームといったエンタメ分野を目指す学生が増えている。本校の学生の作品の変遷をや実際の作品を紹介し、昨今の学生の現状と趣向について解説する。

ITE

金城大学短期大学部

和田紘樹 氏
(2) デジタルなものづくりが見るミライ ~ ものづくりと3Dとメディアとデザインと ~

デザインとテクノロジーの融合による新しいクリエイティブは進化を続け、やがて一般社会に溶け込んでいきます。そんな中、(今現段階で最新の)ものづくりや映像制作の分野において、もはや欠かすことの出来なくなった3DCG。3Dプリンタを始めとするデジタルなものづくりのキーとなっているのも、3DCGを活用したクリエイティブです。今後、3Dが更に進化し、よりフォトリアルに、よりリアルタイムになり、現実との境目がなくなっていったとしたら?xRや自己発信としての映像メディア、コンテンツ、我々の生活はどう変化していくのでしょうか。
今回はそんな「デジタルファブリケーション」が創り出す未来についてお話します。

ITE

(株)クリパリンク

竹田太志 氏
(3) YouTubeと日本・北陸のグローバリズム考(予稿なし)

今YouTuberと言われる職業まで現れ始め一つの新しい仕事の形となり社会にも影響を与えるようになりました。YouTuberという言葉がまだ世の中に存在しない時代からYouTubeにてコンテンツ配信を行ってきた私が見てきたYouTubeの世界と日本のYouTubeの違い、そして北陸とYouTubeの利用について考える。

ITE

ケーミュージックライフ

小西裕太 氏
休憩
(4) making of ABAL(予稿なし)

ABAL( https://www.abal.jp/ )のものづくりについてお話しいたします。

ITE

(株)ABAL

尾小山良哉 氏
(5) 変化する映像制作会社の仕事

今や広告映像はパソコンやスマホのスクリーンで再生される時代。
映像制作会社にもこれまでと違うアプローチが求められています。

ITE

(株)フィックス

黒田朋宏 氏
パネルディスカッション

8月30日(木) 18:00-19:20 技術交流会(参加無料)

8月30日(木) 18:00-19:20
学生食堂

会費:無料