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海外文献集録 webzine について
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番号 2012-050 | テープ・ HDD・NANDフラッシュ技術行程比較 | ||
R. E. Fontana, et al. | Technology Roadmap Comparisons for TAPE, HDD, and NAND Flash: Implications for Data Storage Applications | pp.1692-1696 | |
磁気記録会議TMRC2011特集の1編.テープ磁気記録の技術開発の方向についてHDD およびNANDフラッシュメモリと比較して述べている.現在の体積効率で比較するとテープ・HDD・NANDは同程度であって,リソグラフィの観点からはテープの改善はH DDやNANDよりは容易であり,機械的改善の制限はテープとHDDにはあるが,NANDにはない.著者らの考えでは,今後の実現可能な記録密度の年当たりの増加はテープが最も大きい.テープのビットセル面積は,NANDやHDDより大きく縮小は容易であるが,NAND は高密度化の限界に近づいていて,HDDの場合はレーザ熱アシスト書き込み技術が必要となるだろう. |
番号 2012-051 | 人物画像・映像からのロバストなCoHOG抽出法 | ||
Y. Pang, et al. | Robust CoHOG Feature Extraction in Human-centered Image/Video Management System | pp.458-468 | |
本論文では,人物画像・映像データから人物特徴量をロバストに抽出するために,改良CoHOG特徴抽出法を提案する.提案する特徴抽出は,1)勾配情報の分離と結合手法を改良,2)2段階の勾配平滑化処理,3)Incremental PCAによる特徴次元数削減を実現することにより,人物特徴量をロバストに抽出できることを確認した. |
番号 2012-052 | 階層的動きフィルタによる行動認識 | ||
Y. Tian, et al. | Hierarchical Filtered Motion for Action Recognition in Crowded Videos | pp.313-323 | |
本論文では,動きの軌跡情報をその動きの基本表現として利用する階層的動きフィルタ手法を提案する.提案手法では,はじめに2次元ハリスコーナー検出により注視領域を検出し,広域空間動き平滑化フィルタを適用して動きのノイズ領域を取り除く.さらに各ピクセルでの動きはその近接ピクセルの構造に基づき拡張と縮退を繰り返すことにより動き精度を向上させる.認識にはGMモデルを利用する.提案手法はKTHデータセットにおいて,既存手法より精度良く動きを認識できることを確認した. |
番号 2012-053 | 新しい人物認識手法:眼球の強膜認識 | ||
Z. Zhou, et al. | A New Human Identification Method: Sclera Recognition | pp.571-583 | |
眼球の強膜の血管は個人で異なり,人物認識に有効である.しかしながら強膜画像を利用して認識を行う際に,血管の構造が重層化されていることと複雑な非線形歪が生じていることが課題となる.本論文では,カラー画像とグレイスケール画像の両方に対応した,拡張ガボールウェーブレット変換に基づく強膜血管の強調および2値化を行う手法を提案する.さらに抽出した血管画像を新しい線分特徴記述子で表現し,輝度・スケール・回転・歪に対応した認識を実現した. |
番号 2012-054 | 有機ELドーピング材料としてのリン酸セシウム | ||
J. H. Wemken, et al. | Low-cost Caesium Phosphate as n-dopant for Organic Light-emitting Diodes | #074502pp.1-5 | |
有機EL素子における電子輸送層の伝導性向上のため,低コストのn形ドーピング材料としてリン酸セシウムを用いた.その結果,電子輸送層に10%の濃度でドーピングするだけで伝導性を大幅に改善できた.この結果は輝度と電流の印加電圧特性の評価やインピーダンス分光測定によって確認された.また50〜150 nmで変化させた電子輸送層の厚みに依らず,4V以下の動作電圧を実現できた. |
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