映像情報メディア学会  Webzine 海外文献集録

2012年11月号(1 of 3 pages)


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IEEE Transactions on Biomedical Engineering (Vol.59 No.10 Oct. 2012)
番号 2012-126 裸眼3D映像による腹腔鏡検査
R. Khoshabeh, et al. Multiview Glasses-free 3-D Laparoscopy pp.2859-2865
HD解像度での裸眼(眼鏡なし)多視点3D映像を届ける,世界で最初の腹腔鏡手術システムを報告する.先の研究における映像処理コンポーネントの定量的評価に加えて,腹腔鏡の経験がある外科医と共に研究を実施した.本研究はまだ予備的なもので,このシステムが標準的な外科手法に導入される前には,更なる評価が必要である.しかし,機能的な試作品を開発し,多くの外科医にその可能性を示すことができた.

IEEE Transactions on Nuclear Science (Vol.59 No.5 Part II Oct. 2012)
番号 2012-127 特集:無機シンチレータとその応用に関する国際会議
R. Novotny, et al.(Guest Editors) 11th International Conference on Inorganic Scintillators and their Applications (SCINT 2011) pp.2037-2359
2011年9月にドイツで開催された無機シンチレータとその応用に関する国際会議S CINT 2011 の特集.基本機構 14編,製造と評価19編,高エネルギー物理学6 編,中性子検出4編, 薄膜と2次元撮像10編,装置とモデリング8編からなる.

IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics, Part A: Systems and Humans (Vol.42 No.6 Nov. 2012)
番号 2012-128 高齢者のための非言語音声インタラクション比較研究
O.Polacek, et al. A Comparative Study of Pitch-based Gestures in Nonverbal Vocal Interaction pp.1567-1571
非言語音声インタラクション(NVVI)は,ハミングのような言葉ではない音声によりコンピュータをコントロールする手法に基づく入力方式である.本論文では, 36人の高齢者に対して,コンピュータのマウスカーソルを動かす評価試験を実施し, NVVIの基本的な音声コマンドを,疲労,満足,効率の観点でランク付けした.また,その結果に基づき策定した,コマンドを設計する上でのガイドラインについても示す.

IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics, Part B: Cybernetics (Vol.42 No.5 Oct. 2012)
番号 2012-129 顔認識のための個人特性と姿勢順応性を持つ顔特徴量
P.H.Lee, et al. Subject-specific and Pose-oriented Facial Features for Face Recognition Across Poses pp.1357-1368
本論文では,監視カメラで取得された顔と,それとは異なる姿勢の顔とを認識するために,最適な顔特徴量の抽出手法と分類手法を提案する.提案手法では, Embedded HMMを利用して,姿勢毎に顔画像を分類し,個人特性と姿勢順応性を持つ顔特徴量(SSPO)を定義する.さらに,Adaboostを利用して,SSPO特徴量を持つクラスタを結合する.なお,提案手法において大規模な評価試験を実施したところ,手作業で付与した顔特徴量等,他の手法を上回る結果を示した.

IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics, Part C: Applications and Reviews (Vol.42 No.6 Nov. 2012)
番号 2012-130 ビデオ映像に基づく人間の異常行動認識-総説
O.P.Popoola, et al. Video-based Abnormal Human Behavior Recognition-A Review pp.865-878
ここ数年,特異な出来事の認識や検知のために,人間の行動や行動パターンをモデリングする研究が盛んに行われている.本論文では,単なる先行研究の改訂だけではなく,とりわけビデオ監視カメラにおける人間の異常行動検知に焦点を当てる.本論文は,現行の手法を多岐に渡り紹介し,それらにおける主要課題について言及する.
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