9:45〜9:50 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長 |
9:50〜10:50 |
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スーパーハイビジョン映像の臨場感・実物感
〜超高精細映像の特徴を明らかにする〜
NHK放送技術研究所 正岡 顕一郎
NHKが研究・開発を進めている次世代のテレビジョン方式である超高精細度映像システム「スーパーハイビジョン」について、その広い観視画角と臨場感の関係、そして高い角解像度と実物感の関係を評価した実験結果を報告するとともに、最近の機器・コンテンツについて紹介する。
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10:50〜11:50 |
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新しい映像符号化標準技術「HEVC」
三菱電機 関口 俊一
2013年1月の会合で最終国際規格案が成立する新しい映像符号化方式「HEVC」について、規格化の目的、経緯、技術などを紹介する。HEVCはMPEG-4 AVC/H.264の2倍の圧縮性能の達成を目指して作業が進められたもので、作業当初からHDTVやHDTVを超える超高精細映像(UHDTV)を規格の対象範囲とし、今後の利用がおおいに期待されている技術である。
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11:50〜13:00 |
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(昼食休憩) |
13:00〜14:00 |
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次世代地上放送の伝送技術
NHK放送技術研究所 斉藤 正典
スーパーハイビジョンを地上波で放送するために現在研究開発中の伝送技術について解説する。具体的には、超多値OFDM、偏波MIMO、バルク伝送等の最新技術について紹介する。併せて、今後の見通しや課題についても述べる。
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14:00〜15:00 |
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超高精細液晶ディスプレイの技術と展望
シャープ 熊倉 威
85型スーパーハイビジョン対応液晶ディスプレイを実現するために解決した課題と技術について説明する。そして、この超高精細ディスプレイがもたらす効果と魅力について紹介し、現状の取組みと今後の展望について述べる。
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15:00〜15:10 |
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(休憩) |
15:10〜16:10 |
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スーパーハイビジョン(SHV)カメラの開発の現状と将来展望
日立国際電気 吉田 哲男
NHKでハイビジョン(HD)カメラの研究が始まって約35年。HD化された地上デジタルテレビ放送への移行もほぼ完了した。次世代の超高精細カメラシステムであるスーパーハイビジョン(SHV)の開発も、1995年ごろから始まり、2020年の試験放送に向け開発中である。今回はこれまでのSHVカメラの開発状況、小型化技術、実用化に向けた展望を報告する。
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16:10〜17:10 |
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超高精細映像制作システムの展望 〜4K/8KリアルタイムCGによる映像制作と4K/8K映像制作機器の実際〜
アストロデザイン・ゴットランド大学 林 正樹
4K/8Kといった超高精細映像技術は着実に大きな進歩を遂げている。ここでは超高精細映像の制作機器についての開発状況を概観した後、これら4K/8Kにおいて常に問題となるコンテンツ不足を解決し、超高精細映像の市場自体を拡大するために我々が取り組んでいる4K/8KリアルタイムCG映像技術の試みについて紹介する。
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17:10〜17:15 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |