10:00〜10:10 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長 |
10:10〜11:40 |
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画像認識と処理技術の概要と最新動向
NHK放送技術研究所
ハイブリッド放送システム研究部 河合 吉彦
画像認識技術は、テレビ番組の自動インデキシングや、顔画像による個人識別、歩行者の検出など様々な分野で応用されている。 本講演では、画像処理の基本技術を概説するとともに、筆者らが開発した映像中の被写体認識技術について、その技術特徴と評価結果を解説する。あわせて、NHKアーカイブス検索システムにおける画像認識技術の応用事例を紹介する。
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11:40〜13:00 |
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(昼食休憩) |
13:00〜14:00 |
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スポーツ映像における動画像認識・処理技術
慶應義塾大学名誉教授 小沢 愼治
競技スポーツの分野では、フォーム解析、戦術解析に、ビデオ映像が利用されており、画像解析技術が期待されている。一方画像処理技術では移動物体の追跡技術が選手またはボールの追跡に利用され、人体モデルに基づいた動作解析が行われている。本稿では画像処理技術の戦術解析と中継映像制作に利用したいくつかの事例を述べる。
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14:00〜15:00 |
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顔画像認識ソフト FSEの技術とその応用
沖電気工業株式会社
研究開発センタ センシング技術研究開発部 増田 誠
ショッピングセンターなどに設置されている監視カメラを利用して来店者の年齢や性別を推定することで、客層把握や販売促進の効果測定が可能となる。監視カメラに映る顔は様々な方向を向いているため、顔向きの変化に頑健な顔認識技術が重要となる。本発表では、「顔向きの変化に頑健な年齢・性別推定」を実現する顔画像認識ソフト FSEの技術とその応用について紹介する。
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15:00〜15:10 |
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(休憩) |
15:10〜16:10 |
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画像認識サービスGAZIRU(画識る)の開発
日本電気株式会社
第2キャリアサービス事業部 福澤 茂和
近年のコンピューターは、インターネット上の情報を認識するには、十分な進化を遂げている。しかし、我々が実際に生活を営んでいるリアルワールドを認識するには、多くの課題が残されている。それらの課題を解決する一つの手段として、画像認識は重要な選択肢と考え、指紋や顔など特定物を対象とした像認識ではなく、汎用的に物体を認識可能な画像認識技術を利用した、画像認識サービス「GAZIRU(ガジル)」の概要を説明する。
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16:10〜17:10 |
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高分解能航空機搭載映像レーダ/Pi−SAR2
(独)情報通信研究機構
電磁波計測研究所 センシングシステム研究室 上本 純平
物体の画像化はカメラ等の光学的プロセスのみならず電波を用いるレーダによっても可能である。本講演では、30cmという高空間分解能性を達成した航空機搭載合成開口レーダ(Pi-SAR2)の基盤技術概要とその応用例について、実際の観測画像や解析例を交えつつ紹介する。
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17:10〜17:15 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |