映像情報メディア学会関西支部　 支部長

総務省　情報流通行政局　放送技術課
坂中　靖志

　周波数の調整作業や実用放送までの歩みを振り返りながら、オリンピック・パラリンピックに向けた４Ｋ８Ｋ放送の役割や、今後の右旋・左旋の展開についてアイデアを頂きます。また、その先の放送の高度化についての期待等を伺います。

ＮＨＫ 技術局 計画部　 中田 仁也

　８Ｋ放送設備は、ＨＤ放送設備の約３２倍の情報量を扱う必要があり、そのためシステム構築には、従来機器の単なる性能拡張以上の困難さが伴います。世界で初めて８Ｋ放送設備で実用放送開始を迎えるにあたり、８Ｋシステムの特徴や、実用放送に向けた準備状況について伺います。

日本電気（株）　放送・メディア事業部
羽下 修

　ＢＳにおける４Ｋ放送設備の構築に関連して機器供給メーカーとして、新規に４Ｋ対応送出機器の開発および送出（マスター）設備のシステムアップを行います。その４Ｋ実用放送設備の概要や地上波システムにはない特徴について伺います。

（株）放送衛星システム
アップリンクセンター　西田　勇人

　４Ｋや８Ｋの送出設備から出力された信号は、アップリンク地球局と放送衛星経由で視聴者へ届きます。４Ｋ８Ｋ試験放送用アップリンク地球局整備や４Ｋ８Ｋの伝送特性の最適化など、（株）放送衛星システムの取組について伺います。また、放送衛星ＢＳＡＴ−４ａの打ち上げなど、普段はなかなかお聞きする機会のない貴重な話としてご紹介頂きます。

日本テレビ放送網（株）技術統括局
技術開発部　甲斐　創

　４Ｋコンテンツは、コストの点からＨＤと同時に制作されるのが理想ですが、４ＫとＨＤでは色域や輝度の基準が異なるため、同時に制作すると大変煩雑なワークフローとなってしまいます。今後、４Ｋの本運用を控え、ますます効率的な４Ｋ制作への期待が高まる中、日本テレビ放送網（株）の取組についてご紹介頂きます。

ＤＸアンテナ（株）　開発本部　技術第１部　楯川　清隆

　２０１８年１２月に本放送が始まろうとしていますが、４Ｋ８Ｋ放送の信号を宅内で配線する場合、3GHzを超える周波数に対応した機材が必要となることは視聴者には意外と知られていません。４Ｋ８Ｋの受信環境としてどのような問題が内在し、解決しようとしているのか実態についてご紹介頂きます。

映像情報メディア学会関西支部 　庶務幹事