10:30〜10:35 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長
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10:35〜11:50 |
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AI・ロボット研究の現状と展望
中京大学 工学部長・教授
橋本 学
知能ロボットを構成するキー技術の一つであるロボットビジョンに関して、最新の研究事例を紹介するとともに、展望を述べます。生産・物流・家庭の3つの場面においては、特定物体認識、一般物体認識、および機能認識の3つの技術が重要です。本講演では、Amazon国際ロボット大会、WRSロボット大会などの競技会や、ナショナルプロジェクトにおける最新の研究成果を紹介します。
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11:50〜13:00 |
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(昼食休憩) |
13:00〜14:00 |
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「チコちゃんに叱られる!」の作り方
(株)NHKアート デジタルデザイン部 CG映像担当部長 林 伸彦
NHKで放送中の番組「チコちゃんに叱られる!」のMCを務める5歳の女の子のチコちゃんはスタジオを自由に動き回り、表情をくるくる変えながらゲストとトークを繰り広げ、時に顔を真っ赤にしてゲストを叱ったりします。着ぐるみとCGの融合で生まれたキャラクター制作の舞台裏を解説します。
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14:00〜15:00 |
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放送局における画像認識AI技術の活用事例 〜箱根駅伝 Realtime-Indexing〜
日本テレビ放送網(株)技術統括局技術開発部 専任部次長 佐藤 誠
日本テレビでは、独自技術を搭載した画像認識AI技術を活用し、番組制作の効率化を実現しました。駅伝中継の舞台裏ではオペレーターが長時間、中継車映像から選手を目視で確認し、手動によるタグ付けや、ラップタイムCG表示する作業をしていました。この作業から解放すべく、画像認識AI技術により映像内の選手を識別し、リアルタイムに順位変動等のレース展開を把握し、自動的にメタデータを作成した事例を中心に紹介します。
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15:00〜15:15 |
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(休憩) |
15:15〜16:15 |
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バイオメトリクスがもたらすメディア業界のシンギュラリティ
NEC 放送・メディア事業部 データアナリスト 志村 典孝
NECは1970年代からいち早く生体認証(バイオメトリクス)の研究に取り組み、世界をリードしてきました。現在、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響の6つの生体認証技術を有しています。特に顔認証技術は、東京2020オリパラにも採用され、選手やスタッフなど約30万人の入場ゲートとして活躍します。この顔認証技術を中心にNECのAIが、放送局の業務や視聴率、広告配信といったメディア業界にどのようなビジネスインパクトを与えるのかを紹介します。
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16:15〜17:15 |
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イスラエルにおけるAR/VR及びサイバーセキュリティの鳥瞰図と最新事例紹介
合同会社グローバルブリッジ 代表 新井 均
「Start-up Nation」イスラエルでは、昨年1400もの新しい企業が生まれました。またその優れた技術力を利用するために、IBMやGoogleなど、300以上の多国籍企業がR&D拠点をイスラエルに置いています。過去11年間イスラエルとビジネスをしてきた経験から、AR/VRとCyber Securityという2分野での最新のLandscapeと事例を紹介すると共に、イスラエル企業と上手く付き合うためのポイントについて解説します。
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17:15〜17:20 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |