電気三学会関西支部専門講習会 開催ご案内
(電気学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会)

リアリティイメージング 新時代の幕開け
〜 VR・AR・MRと5G通信の最新技術動向 〜

要 旨
 2020年は日本の5G元年と言われています。5G通信技術とVR・AR・MR技術が融合することにより、我々の未来の生活は大きく変わる可能性があります。今回の専門講習会ではVR・AR・MRと5Gの最新技術動向として、5G通信技術の解説や実現に向けた取り組み、また近未来の映像コンテンツやVR・AR・MRと5Gを用いた事例紹介など、各方面の専門家を講師にお招きし、ご講演いただきます。皆様、奮ってご参加ください。

日 時
2019年10月11日(金)9時45分〜17時20分

場 所
 
中央電気倶楽部513号室(大阪市北区堂島浜2−1−25)
堂島地下街南詰を右側に上り、右へ約50m、左側のレンガ造り建物

講演内容         講師ご都合により、ご講演の順番を変更しています
 
9:45〜9:50 開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長
9:50〜10:50  「5Gのリアルと未来」
 株式会社NTTドコモ 執行役員 5Gイノベーション推進室長
中村 武宏
 5Gの商用化が世界中で進められており、NTTドコモも今年秋開催のラグビーワールドカップにあわせ、5Gプレサービスを開始します。商用化に向け、NTTドコモは多くの実証実験を多様な業界のパートナーと進めてきましたが、それらの経験を通じて今後解決すべき課題も見出されています。本講演では、NTTドコモの5G導入計画や今までの取り組みの概要及び、見出された課題や5Gのさらなる発展についてご紹介します。
10:50〜11:50 「5Gの実現に向けた取組と展望」
総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 課長補佐
大野 誠司
 5Gは、「多数接続」、「超低遅延」といった特徴を持つ次世代の移動通信システムであり、本格的なIoT 時代のICT 基盤として、早期実現が期待されています。 総務省では、5Gの実現に向け、要素技術を確立するための研究開発の推進、国際的な標準化活動を進める観点からの国際連携の強化、5G用に割り当てる周波数の確保等に取り組んでいます。2020年の5G通信実現を目指し、総務省が実施している取り組みについてご紹介します。
11:50〜13:00 (昼食休憩)
13:00〜14:00  「サイバネティクス・リアリティ」
奈良先端科学技術大学院大学 サイバネティクス・リアリティ工学研究室 教授
清川 清
 サイバネティクスとは、人とシステムを統一的に扱う学問のことです。「リアリティ工学」は現実感を操作するあらゆる技術を総称する造語です。VR・AR・コンピュータビジョン・機械学習・生体情報処理など、先端技術を駆使することで、より自由自在に現実感を操作することができます。こうした未来の道具を用いることで、障害を補ったり、新たな能力を獲得したり、より便利に、より快適に、より安心して生活できることを目指しています。これらの研究について、ご紹介します。
14:00〜15:00 「ダイバースビジョン 〜 未来のメディア技術 〜」
NHK放送技術研究所  テレビ方式研究部 部長
境田 慎一
 NHK放送技術研究所では、8Kや3Dテレビ、AR、VRなどのさまざまな表示デバイス向けに、統一的なフォーマットで放送する「ダイバースビジョン」という概念を提唱しています。この概念では,利用する機器や視聴環境に合わせて適応的に再生されるため,視聴スタイルの違いを意識する必要がありません。今回はこの「ダイバースビジョン」の概念や、現在研究している、高精細VR映像、インテグラル3D映像やARを活用したテレビ視聴スタイルなど、リアリティイメージングについて、ご紹介します。
15:00〜15:15 (休憩)
15:15〜16:15  「ジオスタ 〜 AR&5G &クラウドでスポーツ観戦を拡張 〜」
株式会社 フジテレビジョン
デジタルデザイン部 企画担当部長
冨士川 祐輔
 フジテレビジョンでは、NTTドコモと共同で、2020年にサービス提供開始を目指している5Gの実証実験として、ARでスポーツ観戦する「ジオスタ」を開発しました。本コンテンツは、試合の様子をクラウドコンピューティングにより(端末依存せずに)ARで立体的に再現、5Gの高速大容量によりテレビのスポーツ中継とリアルタイム連動した全く新しいスポーツ観戦を実現します。今回は「フジサンケイレディスクラッシック」「スーパーフォーミュラ」「Jリーグルヴァンカップ」など2017年より行ってきた「ジオスタ」のトライアルを中心に、フジテレビジョンが取り組む次世代コンテンツについてご紹介します。
16:15〜17:15  「USJのVRエンターテイメントデザイン」
合同会社 ユー・エス・ジェイ ユニバーサル・クリエイティブ・プロジェクトディレクター
マット ジョーンズ
 ユニバーサルスタジオジャパンでは、数々のVR・XRのエンターテイメントシステムで、臨場感・没入感の高いアトラク ションをご用意し、多くの方に楽しんでいただいています。これらのアトラクションには最新のVR・XR技術を導入してお り、様々な工夫や趣向を凝らすことでお客様の満足度向上に貢献しています。今回は、これらアトラクションで使用して いるVRやXRコンテンツのシステムデザインについて、詳しくご紹介します。
17:15〜17:20 閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部  庶務幹事

聴講料
主催学会会員 (正員 10,000円、准員・学生員 無料)(会員不課税)
会員外 (一般 15,000円、学生 5,000円)(会員外消費税込み)
但し、開講日に60歳以上の方は、上記聴講料の50%を割引します。
受付時に年齢が分かる 本人確認書類等のご提示をお願いします。
尚、聴講料は、事前振込または当日現金にてお支払いください。
映像情報メディア学会、電気学会、電子情報通信学会、照明学会、
情報処理学会の会員の方は会員価格で参加いただけます。

定  員
80名(定員になり次第、締め切らせていただきます)

申込方法
次の「申し込みフォーム」からお申し込みください。
講習会題目・開催日・会員種別・氏名・連絡先(会社名・所属・郵便番号・所在地・電話番号)等をご入力いただき、お申込みください。後日、参加章と請求書を郵送します。なお、FAX、E-mailの場合は下記へお申込ください。

申込先
〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 中央電気倶楽部内
関西電気関連学会事務センター
Tel (06) 6341-2529 FAX (06) 6341-2534
E-Mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp

主  催
映像情報メディア学会・電気学会・電子情報通信学会 各関西支部


E-mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp
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