電気三学会関西支部専門講習会 開催ご案内
(電気学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会)

5G、ローカル5Gの新たなビジネス展開の可能性

要 旨
 圧倒的なパフォーマンスを誇る5Gの商用サービスが遂に始まった日本。その中心となる主要企業はどのような取り組みを行っているのか。そして5Gがもたらす変革により、放送はどうなるのか。
 本講習会では、係る分野のさまざまな取り組みや最新動向について、専門の講師の方をお招きしご講演いただきます。皆様、奮ってご参加ください。

日 時
令和2年10月23日(金)9時45分〜17時20分

会 場
 
Zoom meeting によるオンライン開催 ※講演資料は電子配布

講演内容
 
9:45〜9:50 開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長
9:50〜10:50  阪神電車の地域BWAと5G展望
 阪神電気鉄道株式会社
情報・通信事業本部 情報・通信統括部課長
中村 光則
 阪神電鉄では、2016年より4G方式の地域BWA事業に取り組んでいますが、その規模は京阪神エリアのみならず全国にまで広がっています。
 また、今年はローカル5G元年であり、阪神電鉄も今春以降に5G実証設備の稼働を始めます。将来のBWAの5G化も含めて展望を紹介します。
10:50〜11:50 オプテージのローカル5G戦略
株式会社オプテージ
経営本部 次世代事業推進プロジェクトグループ 部長
三宅 篤
 Society5.0時代の地域課題を解決する手段として期待されている「ローカル5G」について、当社の現状の取組みと今後の事業戦略、およびその課題について紹介します。
11:50〜13:00 (昼食休憩)
13:00〜14:00 8KVRライブ配信システムの開発と5Gを用いた実証実験
株式会社NTTドコモ
移動機開発部第一アプリ開発担当 担当課長
的場 直人
 近年盛んに技術進展が進んでいるVRを、ゲームやアトラクションでの利用だけでなく、観光案内や教育など、様々な実用的なサービスに活用すべく、開発に取り組んでいます。特に通信会社としての強みを生かすことのできる、リアルタイムでVR映像を伝送する技術の開発、事業化を進めています。さらに2020年に商用化を予定している第5世代移動通信により、高速低遅延の無線インフラが出現する将来を見据え、様々な魅力的なVRアプリケーションの創出を目指しています。本講演では開発の状況、5Gを用いた実証実験等について紹介します。
14:00〜15:00 KDDIでの5G+XRへの取り組みについて
KDDI株式会社
サービス統括本部 5G・XRサービス企画開発部 部長
上月 勝博
 KDDIでは「UNLIMITED WORLD」という世界観を5Gで展開し、今までの制約から解放された5Gによる「つながり続ける世界」の実現と同時に「体験価値を拡張する」という拡張現実(AUGMENT REALITY)のワードに、「“AU”GMENT」と、au自身の存在を込めて、スポーツやエンターテイメント、アートなど、街中を含めさまざまな体験価値の提供を行っております。
 5G+XRでどのようなことが実現できるか?ということに拘り、多くのパートナー企業・団体、自治体の方々と共に取り組んでいるサービス内容について紹介します。
15:00〜15:15 (休憩)
15:15〜16:15 DX時代にローカル5Gがもたらす真価とNECの取り組み
日本電気株式会社
デジタルネットワーク事業部 上席事業主幹
藤本 幸一郎
 5Gは本年より普及が期待されている次世代の無線通信技術です。これまでのスマートフォンに代表される人と人のコミュニケーションとして基盤をより高度に発展させるだけでなく、AIやIoT時代のモノ・コトをつなぐ新たな通信基盤としても期待されています。そのために日本ではローカル5Gという制度が導入され、ビジネスモデルが変わり、新たなプレーヤーの参画を得て新たなユースケースの登場も期待されています。このローカル5Gの社会的意義から技術の特徴、新たな制度を含めた動向を解説し、将来のDX時代における価値とNECの取り組みを解説します。
16:15〜17:15 5Gが放送業界にもたらすインパクト
株式会社 企 代表取締役 クロサカ タツヤ
 「5G」の商用サービス開始を2020年に控え、産業界のみならず社会全体の関心が高まりつつあります。しかしながら5Gは普及に向けた各種整備が発展途上であり、5Gの本番ともいえるスタンドアロン(SA)は2023年前後から普及が始まると考えられています。
 一方、放送事業者では常時同時配信への取組が進み、また放送波を用いた4K/8Kの伝送には様々な課題が存在すること、さらにローカル局の財政基盤に係る課題や放送ネットワークの在り方等の経営の観点も含めIPネットワークを活用した放送の在り方について、2023年の放送免許更新を意識した検討も進みつつあります。
 本講演では、いずれの分野でも重要な時期となる2023年を意識し、SAによる5Gネットワークの普及シナリオを踏まえながら、放送業界に及ぶ影響の分析を試みます。
17:15〜17:20 閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部  庶務幹事

聴講料
主催学会会員 (正員 5,000円、准員・学生員 無料)(会員不課税)
会員外 (一般 7,500円、学生 2,500円)(会員外消費税込み)
聴講料は、事前振込にてお支払いください。
映像情報メディア学会、電気学会、電子情報通信学会、照明学会、
情報処理学会の会員の方は会員価格で参加いただけます。

申込方法

申込期限が過ぎましたので受付を終了しました。


講習会題目・開催日・会員種別・氏名・連絡先(会社名・所属・郵便番号・所在地・電話番号)等をご入力いただき、お申込みください。後日、請求書を郵送します。なお、FAX、E-mailの場合は下記へお申込ください。
入金確認後、Zoom参加や講習会テキストDLに必要なアドレスを送付します

申込期限
10月19日(月)

振込期限
10月20日(火)

申込先
〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 中央電気倶楽部内
関西電気関連学会事務センター
Tel (06) 6341-2529 FAX (06) 6341-2534
E-Mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp

注意点
やむを得ない事情により講演の内容が一部変更になる場合があります。変更はHPで随時公開します。

主  催
映像情報メディア学会・電気学会・電子情報通信学会 各関西支部


E-mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp
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