電気三学会関西支部専門講習会 開催ご案内
(電気学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会)

スポーツ中継の最新技術動向

要 旨
 4K、8K、IP、クラウド、5G、AI…とテレビ放送をとりまく環境は常にめざましい進化を続けています。 スポーツ中継に利用されるさまざまな最新技術について、各分野において第一線で活躍されている専門家のみなさまにご講演いただきます。皆様、ふるってご参加ください。

日 時
2022年(令和4年)2月10日(木) 9時45分〜17時15分

会 場
 
Zoom meeting によるオンライン開催 ※ 講演資料は電子配布

講演内容
 
9:45〜9:50 開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長
9:50〜10:50 『スポーツ中継の最新技術動向』
日本放送協会
放送技術局報道技術センター中継部 長谷川 和彦
スポーツ中継の最新技術動向について、中継制作の現場担当者の視点からお伝えする。始めに4Kおよび8K制作について、最新の中継車やHDR/SDRサイマル制作の方法等をご紹介する。また、IPリモートプロダクションについて、使用している機器や制作方法についてご紹介する。さらに、新型コロナウイルス感染対策の徹底が求められる中、中継現場での苦労および実践している工夫についてお伝えする。総じて、中継制作担当者の知識が深まる一助となるようご説明する。
10:50〜11:50 『スポーツ x DX : スポーツでのクラウドテクノロジーの活用』
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
インダストリー事業開発部 シニア事業開発マネージャー 山口 賢人
技術統括本部 エンタープライズソリューションアーキテクト本部 メディアビジネス部
ソリューションアーキテクト 小南 英司
スポーツでのクラウドの活用は多岐に渡ります。機械学習を用いた動作解析によるアスリート支援、戦術分析、映像自動タグ付けなどでの利用が広がっています。また、ライブ制作、配信でのクラウド利用は、多様な規模・形式で行われるスポーツイベントにおいて、クラウドの拡張性、柔軟性、従量制料金が大きなメリットとなります。本セッションでは、スポーツでのデジタル変革(DX)で、どのようにクラウド技術が活用されているかお話します。
11:50〜13:00 (昼食休憩)
13:00〜14:00 『スポーツ中継における簡易リモートプロダクションのご紹介』
ユニゾンシステムズ 木村文彦
 一般光回線+スマホアプリ(カメラ)でライブ配信を低コストで実現。 アーカイブから簡易編集まで対応した、コンテンツホルダー向けの配信パッケージをご紹介します。
14:00〜15:00 『ソニーのAI・クラウド技術とスポーツ映像制作 〜ファンエンゲージメントの強化に向けて〜』
ソニーマーケティング株式会社
ソニーマーケティングジャパン B2Bプロダクツ&ソリューション本部
B2Bビジネス部 コンテンツワークフローソリューション課
クラウドソリューションスペシャリスト 今泉 彰太
 近年のスポーツ映像コンテンツ制作においては、「ゴール後すぐに当該シーンをSNS投稿する」「プレー種別や選手ごとに特集コンテンツを提供する」など、映像を伝える手段やニーズの多様化へ対応する必要性が高まっているが、人手での処理には限界がある。ソニーは、リアルタイム性に強みを持ったAI・クラウド技術でワークフローの自動化・省力化を推進し、ファンエンゲージメントの強化を支援する。本講演では実際の事例を交え、ビジョンやテクノロジーを紹介する。
15:00〜15:10 (休憩)
15:10〜16:10 『8K120Hzによるスポーツ番組制作・伝送・表示実験』
NHK放送技術研究所
テレビ方式研究部 上級研究員 瀧口吉郎
主任研究員 井口和久
伝送システム研究部 主任研究員 小島政明
 NHKでは8K120Hzに対応するフルスペックSHVの開発を進めてきた。今回、開発した機器を中心に、スポーツ競技のライブPVを想定した系統を構築し、コンテンツ制作、衛星伝送(配信)、受信・上映を実施したので、その内容を紹介する。
16:10〜17:10 『スポーツ中継におけるメディアアクセシビリティー技術』
NHK放送技術研究所
スマートプロダクション研究部 熊野正、内田翼
 視覚・聴覚に障害のある人や高齢者、外国人を含むあらゆる人々に、情報を分かりやすく届けるためのメディアアクセシビリティー技術の研究開発に取り組んでいます。スポーツ中継において手話通訳者を介さずに自動でCGアニメーションによる手話実況を提供するサービス(手話CG実況)と、アナウンサーを必要としない合成音声による自動実況サービス(ロボット実況)について解説します。
17:00〜17:15 閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事

聴講料
主催学会会員 (正員 5,000円、准員・学生員 無料)(会員不課税)
会員外 (一般 7,500円、学生 2,500円)(会員外消費税込み)
聴講料は、事前振込にてお支払いください。
映像情報メディア学会、電気学会、電子情報通信学会、照明学会、情報処理学会の会員の方は会員価格で参加いただけます。

申込方法
次の「申し込みフォーム」からお申し込みください。

講習会題目・開催日・会員種別・氏名・連絡先(会社名・所属・郵便番号・所在地・電話番号)等をご入力いただき、お申込みください。後日、請求書を郵送します。なお、FAX、E-Mailの場合は下記へお申し込みください。入金確認後、Zoom参加や講習会テキストDLに必要なアドレスを送付します。

申込期限
2022年2月4日(金)

振込期限
2022年2月7日(月)

申込先
〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 中央電気倶楽部内
関西電気関連学会事務センター
Tel (06) 6341-2529 FAX (06) 6341-2534
E-Mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp

注意点
やむを得ない事情により講演の内容が一部変更になる場合があります。変更はHPで随時公開します。

主  催
映像情報メディア学会・電気学会・電子情報通信学会 各関西支部


E-mail: denki4g@ares.eonet.ne.jp
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