13:05〜13:10 |
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開講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 支部長
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13:10〜13:50 |
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『自律型の自動運転に必要な技術とその課題』
金沢大学
高度モビリティ研究所・副所長 菅沼 直樹
現在自動運転に関する様々な取り組みが各方面で行われている.金沢大学では1998年頃から自動運転自動車の研究開発を開始し,2015年からは国内の大学として初となる市街地での公道走行実験を開始した.本講演では,これまで7年以上にわたって実施他公道走行実証実験からの経験をもとに,自律型の自動運転に必要な技術の概要とその課題について述べる。
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13:50〜14:30 |
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『協調型自動運転に向けたセンサ情報共有のためのV2X通信プラットフォームの実現』
同志社大学 モビリティ研究センター長・教授 佐藤 健哉
発売され始めた自動運転レベル3の車両は,LiDARやカメラなど車載センサにより車両周辺の状況を検知し走行するが,センサの死角や検知範囲外の対象物の情報を取得することができない。ここでは,協調型自動運転に向けたセンサ情報共有のためのV2X通信プラットフォームの構成や実証実験について解説する。
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14:30〜14:40 |
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(休憩) |
14:40〜15:20 |
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『ソリッドステートLiDARを用いた3Dセンシング技術』
株式会社東芝 研究開発センター IoTエッジラボラトリー 上席研究員 崔 明秀
LiDARは自動運転システムの"3次元の眼”として期待が寄せられている。当社は135ccという世界最小のLiDARを試作し、屋外晴天下において200mの距離性能を実現しつつ、水平:1200×垂直:84画素という高解像な3次元データの取得に成功した。本講演では、ソリッドステートLiDARを大幅に小型化しつつ、広範囲かつ高解像な3次元情報を取得可能にする投受光技術と信号処理技術について紹介する。また、ロボティクスやセキュリティなどへの展開についても述べる。
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15:20〜16:00 |
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『シリコンフォトニクススローライト素子を用いたソリッドステートFMCW LiDAR』
横浜国立大学 工学研究院 教授 馬場 俊彦
Siフォトニクススローライト回折格子は、高速、高解像度、広視野の2次元ビーム走査を可能にする。このビーム走査器とGeレシーバを組み合わせたオンチップFMCW LiDARを構築した。周波数変調光を使うことで4928ポイントの点群画像を取得、リアルタイム動作や速度の可視化も実証した。損失低減とノイズ抑制により、100m級の検出距離が期待される。
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16:00〜16:10 |
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(休憩) |
16:10〜16:50 |
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『空間AR開発パッケージ』
株式会社NTTドコモ 移動機開発部 XRイノベーション推進担当 担当課長 木村 真治
ドコモが開発を進めている、現実世界の空間情報にひも付くARコンテンツの作成を簡易化するための「空間AR開発パッケージ」、及び、同パッケージの活用事例についてご紹介します。
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16:50〜17:30 |
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『LiDAR を使った番組演出と今後の活用 〜センサとデジタル・ツイン〜』
株式会社TBSアクト システム本部 総合開発センター 未来技術推進部 副部長 青木 貴則
インタラクティブコンテンツや番組演出など、エンターテイメントの分野で使われている事例についてご紹介します。また、3Dスキャンを使ったデジタル・ツインの作成と、それを活かした最新撮影技術「バーチャル・プロダクション」など、エンタメ業界での今後の活用について考察していきます。
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17:30〜17:35 |
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閉講の挨拶
映像情報メディア学会関西支部 庶務幹事 |