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海外文献集録 webzine について
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| 番号 2009-038 | イントラフレームの画像修復方法 | ||
| S. Chen, et al. | A Temporal Approach for Improving Intra-frame Concealment Performance in H.264/AVC | pp.422-426 | |
| 近年，パケットロスなどで映像ストリームの一部が欠落した場合の修復方法が広く検討されている．従来，欠落部の周囲のエッジ情報を元に，1枚前のフレームから該当部分を探して当てはめる方法が一般的だったが，動き探索が必要となるため，再生負荷が高くなる問題があった．本稿では，事前にエンコーダで該当箇所の探索を行い，その情報を他ブロックのDCT係数内に埋め込む方法を提案する．これにより，再生時に探索を行う必要が無いため負荷が軽減されるほか，イントラフレームでの画像修復にも使用できる． | |||
| 番号 2009-039 | 都市環境での無線伝送の電磁界計算 | ||
| S. Coco, et al. | GRID-based Prediction of Electromagnetic Fields in Urban Environment | pp.1060-1063 | |
| 電磁界計算の会議の特集の中の1編. レイトレーシングアルゴリズムによる無線伝送の電磁界計算をグリッドコンピューティングを利用して行った報告．計算時間を1桁減らすことができたとしている． | |||
| 番号 2009-040 | 非見通し海中光無線通信網 | ||
| S.Arnon, et al. | Non-line-of-sight Underwater Optical Wireless Communication Network | pp.530-539 | |
| 海洋観測用センサーネットワークのための光通信の検討．センサー間のアドホックネットワークの構築のために見通しと海面反射を利用した非見通しの条件について，ノード間距離に対するフォトンカウンティングビットエラーレートを推定し実現性を検討している．100m位までは高速通信が可能であろうとしている． | |||
| 番号 2009-041 | 散乱体による光の広帯域分光法 | ||
| O. L. Muskens, et al. | Method for Broadband Spectroscopy of Light Transport through Opaque Scattering Media | pp.395-397 | |
| 広い帯域を有する白色のスーパーコンティニューム光について，すりガラス様のランダム散乱媒質による散乱光を分光する手法の提案．スーパーコンティニューム光が散乱体で散乱した結果，後方でスペックル模様が得られ，これをFTIR（フーリエ変換型赤外分光法）により分光測定する．本手法により，可視域から近赤外域までの広いスペクトル範囲に渡り，光拡散方程式における拡散定数Dを定義できる． | |||
| 番号 2009-042 | 液体ミラーによる適応光学系 | ||
| G. Vdovin | Closed-loop Adaptive Optical System with a Liquid Mirror | pp.524-526 | |
| 液体と空気の境界面形状を静電的に形状変化させることで光の波面を制御する適応光学系の提案．具体的には，液体表面から離れた位置に複数の電極を配置し，各電極と液体間の各静電圧により液体表面の形状を変化させるものである．静的な挙動について定式化と数値計算を行っている．液体ミラーを用いた適応光学系を閉ループにより制御する構成とし，動的に変化する光波面の収差のなかでもゼルニケ級数の低次数の部分に対して，良好に収差補正が行えた． | |||
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