講演抄録/キーワード |
講演名 |
2016-03-09 13:15
大型将棋の成立順に関する考察 ○高見友幸・中根康之・原 久子(阪電通大) |
抄録 |
(和) |
1592年に記された大型将棋の古文書,象戯圖には5種類の大型将棋が記載されている.本論文では,これらの大型将棋の成立順について考察した.特に,摩訶大将棋と大将棋の成立順に焦点を当てた.通説では,大型将棋の発展方向は,将棋盤のマス目および使用する駒数が増える方向に,つまり,将棋が大型化する方向に発展していったと考えられている.ゲームの進化の一般論と同じく,将棋も単純なものから複雑なものへ進化したという考え方であるが,古代日本の大型将棋はそうではなかったようである.本論文では,将棋の古文書の解読結果と平安時代の古文書の記述に基づき,この結論を導く. |
(英) |
It is known from several old documents that there were large shogi variants, Dai shogi, Dai dai shogi, Maka dai shogi in Heian period, for example. The present shogi uses 40 pieces but Maka dai shogi and Dai dai shogi use 192 pieces. We studied the order of appearance of these large shogi variants. |
キーワード |
(和) |
摩訶大将棋 / 大型将棋 / 将棋の歴史 / / / / / |
(英) |
Maka dai shogi / large shogi variants / history of shogi / / / / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 40, pp. 147-150, 2016年3月. |
資料番号 |
|
発行日 |
2016-03-02 (AIT) |
ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 Online edition: ISSN 2424-1970 |
PDFダウンロード |
|