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講演抄録/キーワード
講演名 2017-08-03 13:20
[招待講演]光線空間に基づく3次元映像処理 ~ 取得から表示まで ~
藤井俊彰名大
抄録 (和) 光線空間法・ライトフィールドとは,幾何光学の意味での「光線」の集まりを用いて3次元シーンの「見え」の情報を表現する手法である.この概念自体は1990年代中頃に提唱されたものであり,その後に様々な3次元映像の共通データフォーマットとしての利用や,フォトリアリスティックな映像生成に有用な手法として研究されてきた.2000年代後半には1ショットで4次元の光線情報を取得できるカメラが商品化され「撮影後にフォーカスを変えられるカメラ」などとして注目を集め,「ライトフィールド」という言葉が一般的となった.光線空間は,視点が微小に異なる多数の画像情報の集まりであり,その性質を用いて自由視点映像の生成や上述のリフォーカス処理が可能である反面,4次元情報であることからデータ量が非常に大きく,取得・処理・表示のそれぞれにおいて膨大なデータ量が問題となっている.本講演では,光線空間・ライトフィールドの定義から始め,光線空間データの代表的な取得・処理・表示手法について述べるとともに,その中でデータ量の問題を指摘する.それに対し,取得系・表示系において近年行われている研究を述べる.取得系では,符号化開口や符号化マスクと後段の計算処理を組み合わせたコンピュテーショナルフォトグラフィーの技術や,圧縮センシングを用いた光線空間取得の研究を紹介する.一方の表示系では,複数枚のレイヤ構造を持つTensor Displayを取り上げ,2次元画像の数枚分の情報をもとに4次元ライトフィールドを再構成するディスプレイの原理や今後の将来性などについて論じる. 
(英) The Ray Space / Light Field is a technique to represent 3D visual scenes by using ‘light rays.’ The concept was proposed in the mid-1990s and it has been investigated as a common data format for Integrated 3D Visual Communications, or an efficient tool for photo-realistic rendering. In the mid-2000s, the Light Field Camera, which is capable of capturing 4D light field by one shot, was launched into market and it attracted much attention as a refocus-after-shot camera. Light field is a collection of multi-view images that are captured in very dense camera intervals, and hence, it can generate free-viewpoint images and refocus the captured images. One of the drawbacks of the light field is its high amount of data and it is a bottleneck at each stage of capture, processing, and display. In the presentation, I start with the definition of the ray space and explain typical methods of capture, processing, and display, and then point out the problem of high data amount. Some of recent researches are surveyed including: computational photography in conjunction with coded aperture or coded mask, compressed sensing, Tensor Display that can reproduce 4D light field from a few 2D image information.
キーワード (和) 光線空間 / ライトフィールド / 3次元映像 / / / / /  
(英) Ray Space / Light Field / 3D Image / / / / /  
文献情報 映情学技報, vol. 41, no. 26, ME2017-86, pp. 19-19, 2017年8月.
資料番号 ME2017-86 
発行日 2017-07-27 (ME) 
ISSN Print edition: ISSN 1342-6893    Online edition: ISSN 2424-1970
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研究会情報
研究会 ME IEICE-IE IPSJ-AVM  
開催期間 2017-08-03 - 2017-08-03 
開催地(和) NHK放送技術研究所 
開催地(英) NHK Science & Technology Research Laboratories 
テーマ(和) マルチメディア情報処理・配信・検索・インタフェースとその応用,およびコンシューマエレクトロニクス,メディアエレクトロニクス,画像工学,一般 
テーマ(英) Multimedia communication, etc. 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 ME 
会議コード 2017-08-ME-IE-AVM 
本文の言語 日本語 
タイトル(和) 光線空間に基づく3次元映像処理 
サブタイトル(和) 取得から表示まで 
タイトル(英) 3D Image Processing Based on Light-Field/Ray-Space Method 
サブタイトル(英) from Capture to Display 
キーワード(1)(和/英) 光線空間 / Ray Space  
キーワード(2)(和/英) ライトフィールド / Light Field  
キーワード(3)(和/英) 3次元映像 / 3D Image  
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第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 藤井 俊彰 / Toshiaki Fujii / フジイ トシアキ
第1著者 所属(和/英) 名古屋大学 (略称: 名大)
Nagoya University (略称: Nagoya Univ.)
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講演者 第1著者 
発表日時 2017-08-03 13:20:00 
発表時間 50分 
申込先研究会 ME 
資料番号 ME2017-86 
巻番号(vol) vol.41 
号番号(no) no.26 
ページ範囲 p.19 
ページ数
発行日 2017-07-27 (ME) 


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