| 講演抄録／キーワード |
| 講演名 |
2017-11-25 10:10
非整合な視覚情報が手の身体図式に与える影響
○厲 寒暁・岡嶋克典（横浜国大） |
| 抄録 |
（和） |
近年VR技術を様々な分野で活用しようという試みがますます活発になってきている。VRの特徴である没入感を活かすことで、非日常的な運動感覚さえも引き出せる仮想現実感システムを開発可能である。
本研究では、VR空間において観察者の実際の手の動きとは異なる手の視覚刺激を呈示し、仮想手部関節の回転角度を変調させた際の手の身体図式の変調効果とその転移特性を実験的に検討した。その結果、非整合な視覚環境に対して、短時間である程度順応し、指関節の新たな身体図式の構築ができることが示された。本結果は、ヒトの身体図式の可塑性を利用・活用することで、快適で便利な非現実的VRコンテンツや新たなVRインタフェースを開発できる可能性を示唆している。 |
| （英） |
We conducted experiments to confirm whether conflicting visual information modify the body schema where the visual movement was quantitatively incoherent with the actual hand movement in a VR environment. As a result, we showed that we can adapt to such a conflicting visual environment in a short time and build a new body schema of the finger joint. The results suggest that comfortable VR content or new VR interface can be developed by using the plasticity of the body schema. |
| キーワード |
（和） |
身体図式 / 非整合な視覚情報 / バーチャルリアリティ / 変調効果 / 転移特性 / 可塑性 / / |
| （英） |
Body schema / Conflicting visual information / Virtual Reality / Modulation effect / Transition characteristics / Plasticity / / |
| 文献情報 |
映情学技報, vol. 41, pp. 35-38, 2017年11月. |
| 資料番号 |
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| 発行日 |
2017-11-17 (HI) |
| ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 Online edition: ISSN 2424-1970 |
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