講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-11-25 15:20
多段階のぼかしが複数箇所配置された画像記憶時の視線停留特性 ○安喰 源・小川将樹(三重大) |
抄録 |
(和) |
観察対象である画像に明瞭度の違いがある場合,我々の視線はより明瞭な領域に停留しやすいことが知られている.この現象について更なる検討を行うことで,我々の視線移動の特性を明らかにするだけでなく,観察者に刺激を意識させない視線誘導の手法として応用できる可能性がある.本研究では,ぼかしの強度が異なる複数の領域が単一の観察対象となる画像中に混在している条件における視線移動の特性を検討した.被験者の課題はディスプレイ上に表示された画像を 30 秒間で可能な限り詳細に記憶し,その後に提示される4つのパッチ画像から表示された画像から切り出されたパッチ画像を選択することであった.この時,画像記憶中の観察者の眼球運動
を計測し,解析対象として記録した.解析の結果,ある程度ぼかしの強度が弱い(比較的明瞭な)領域であれば,その弱さ(明瞭さ)に応じて視線の停留が生じやすくなる可能性が示された. |
(英) |
When observing an image, it has been shown that the gaze is guided to a clearer area by partially applying a blurring effect. However, it has not been clarified how the difference in clarity due to blur intensity affects eye movements when multiple differences in clarity are mixed at the same time. In this study, we analyzed eye movements during observation of images with multiple levels of blur intensity. The analysis concluded that the gaze is guided to a clearer area. |
キーワード |
(和) |
視線誘導 / 視線計測 / ぼかし / 停留回数 / / / / |
(英) |
Gaze Guidance / Gaze measurement / Blur / Fixation times / / / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 46, pp. 19-22, 2022年11月. |
資料番号 |
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発行日 |
2022-11-18 (HI) |
ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 Online edition: ISSN 2424-1970 |
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