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講演抄録/キーワード
講演名 2024-02-23 09:30
自由観察時の視線停留時間を左右する要因の検討
千畑颯也大澤祐平小濱 剛近畿大
抄録 (和) 近年,web サイト等を含んだ広告のデザイン性を評価する技術として,ヒトの視線の振る舞いや視線の分布に注目が集まっている.視線分布の予測には,顕著性マップが用いられることが多いが,顕著性マップに基づくモデルでは,視線が向けられやすい領域の推定は可能であるが,視線の停留時間まで推定することができない.一方,ヒトの視線は画像中に含まれるオブジェクトに影響を受けることが知られているが,オブジェクトと視線の停留時間との関係については情報が不足している.本研究では,視線の停留時間を左右する要因を検討し定式化することを目的とし,顕著性マップモデルにおける画像特徴空間(顕著性空間),および,画像中のオブジェクト判定に寄与する特徴空間(オブジェクト空間)のそれぞれに対して,線形重回帰分析により停留時間の予測を行った.重回帰の決定係数を評価指標として,顕著性空間とオブジェクト空間との比較を行った結果,テスト画像に対する決定係数の被験者間平均は,顕著性空間よりもオブジェク空間の方が有意に高くなることが示された.ただし,いずれの空間においても,決定係数の平均値はほぼ0であったことから,停留時間の予測には,何らかの非線形関数を検討する必要があることが示された. 
(英) Recently, there has been considerable interest in studying human eye behavior and eye-gaze distribution to evaluate the design of advertisements, including websites. Although saliency maps are commonly used to predict gaze distribution, they cannot estimate gaze duration. On the other hand, it is widely accepted that objects in images affect human gaze, but more information is needed to understand the relationship between objects and gaze duration. In this study, we investigated and formulated the factors that affect gaze duration. We predicted it using linear multiple regression analysis for the image feature space in the saliency map model (saliency space) and the feature space that contributes to object judgment in images (object space). We used the coefficients of determination of multiple regressions to evaluate the simulation results. Our analysis revealed that the intersubject mean of the coefficient of determination for the test image was significantly higher in the object space than in the saliency space. The mean value of the coefficient of determination was practically zero in both spaces, which implies that a nonlinear function should be used to forecast gaze duration.
キーワード (和) 自由観察 / サッカード / 停留時間 / 線形重回帰モデル / / / /  
(英) Freeview / Saccade / Gaze duration / Linear multiple regression model / / / /  
文献情報 映情学技報, vol. 48, no. 7, HI2024-4, pp. 15-18, 2024年2月.
資料番号 HI2024-4 
発行日 2024-02-15 (HI) 
ISSN Online edition: ISSN 2424-1970
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研究会情報
研究会 IEICE-HIP HI VRPSY ASJ-H  
開催期間 2024-02-22 - 2024-02-23 
開催地(和) 那覇市ぶんかテンブス館 
開催地(英)  
テーマ(和) VR心理,ヒューマン情報処理,視覚,聴覚,マルチモーダル,一般 
テーマ(英)  
講演論文情報の詳細
申込み研究会 HI 
会議コード 2024-02-HIP-HI-VRPSY-H 
本文の言語 日本語 
タイトル(和) 自由観察時の視線停留時間を左右する要因の検討 
サブタイトル(和)  
タイトル(英) An analysis of factors influencing gaze duration in free viewing 
サブタイトル(英)  
キーワード(1)(和/英) 自由観察 / Freeview  
キーワード(2)(和/英) サッカード / Saccade  
キーワード(3)(和/英) 停留時間 / Gaze duration  
キーワード(4)(和/英) 線形重回帰モデル / Linear multiple regression model  
キーワード(5)(和/英) /  
キーワード(6)(和/英) /  
キーワード(7)(和/英) /  
キーワード(8)(和/英) /  
第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 千畑 颯也 / Ryuya Chibata / チバタ リュウヤ
第1著者 所属(和/英) 近畿大学 (略称: 近畿大)
Kindai University (略称: Kindai Univ.)
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) 大澤 祐平 / Yuhei Ohsawa / オオサワ ユウヘイ
第2著者 所属(和/英) 近畿大学 (略称: 近畿大)
Kindai University (略称: Kindai Univ.)
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) 小濱 剛 / Takeshi Kohama / コハマ タケシ
第3著者 所属(和/英) 近畿大学 (略称: 近畿大)
Kindai University (略称: Kindai Univ.)
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講演者 第1著者 
発表日時 2024-02-23 09:30:00 
発表時間 20分 
申込先研究会 HI 
資料番号 HI2024-4 
巻番号(vol) vol.48 
号番号(no) no.7 
ページ範囲 pp.15-18 
ページ数
発行日 2024-02-15 (HI) 


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