シンポジウム,デモ展示など特別イベントに関しての情報を掲載しております。
タイムテーブルに関しましては、こちらのページにて詳細をご覧いただけます。

デモ展示(3件)


8K試験放送受信デモ

会場:工学部 管理棟
期間:8/31~9/2 10:00~17:00
協力:NHK放送技術研究所

HTC NIPPON(株)
『想像を超えたVRを体験しよう』

会場:工学部 講義棟C 大会議室(総合受付&大会本部)
期間:8/31 13:00~17:00
関連リンク

(株)ミライト
デジタル情報スタンド『PONTANA』


会場:工学部 講義棟C 大会議室(総合受付&大会本部)
期間:確認中
関連リンク

8月31日(水) 1・2限目 【チュートリアル】4K/8K放送サービスを可能にするARIB標準規格と運用基準~スタジオ編
協賛:(一社)電波産業会

8月31日(水) 9:00-12:00
会場A 10番教室
司会:菅原正幸 氏(NEC)

チュートリアルテキストは大会予稿集に含まれておりません。当日会場でダウンロード情報を配布いたします。


オープニング
ITE

NEC

菅原正幸
概要説明

・ARIBスタジオ設備開発部会の組織体制、活動内容
・4K, 8Kスタジオ番組制作に関わるARIB標準規格/運用基準策定の背景とその役割
・当日説明されない4K/8K関連の標準規格・技術資料の紹介、規格文書の入手方法等

【概要】
チュートリアルセッション『4K/8K放送サービスを可能にするARIB標準規格と運用基準~スタジオ編~』における各講演者からの説明に先立ち、超高精細度テレビジョン方式スタジオ番組制作に関わるARIB標準規格や技術資料を策定しているスタジオ設備開発部会の組織体制、当開発部会の活動内容とその役割を説明し、さらに、当日説明されない当開発部会で策定された、もしくは策定されつつある4K/8K関連の標準規格・技術資料を簡単に紹介し、これらの文書類を入手する方法について述べる。

ITE

TBSテレビ

清水 勉
映像関連(スタジオ映像作業班より)

・STD-B56 超高精細度テレビジョン方式スタジオ規格
【概要】
超高精細度テレビジョン方式は高臨場感を伝える2次元映像のテレビジョンシステムの最終形態です。STD-B56に規定された高解像度8K、高フレーム周波数120 Hz、高階調12ビット、広色域表色系の映像パラメータの値は、視覚特性、装置実現性、互換性、相互運用性を要件として設計されました。このセッションでは、これらのパラメータ値がそれぞれどのように決定されたか解説します。

・TR-B36 超高精細度テレビジョン番組制作用ディスプレイの色域包含率計算法
【概要】
TR-B36は番組制作用ディスプレイの色域サイズを測る計算基準のガイドラインです。STD-B56にはITU-R勧告BT.2020(Rec. 2020)と同じ広色域表色系が規定されていますが、現在のディスプレイの色域はさまざま異なり、色域サイズを測る計算基準が必要です。一般的にディスプレイの色域サイズは2次元の色度図における目標色域に対する面積比で表されますが、用いられる色度図がCIE 1931 xyとCIE 1976 u’v’の2種類あり、値の異なる包含率が算出される問題があります。このセッションでは、xy色度図における面積包含率が3次元均等色空間における体積包含率と相関が高いことを示し、xy色度図におけるRec. 2020面積包含率によりディスプレイ色域サイズを表すことの妥当性を説明します。

・STD-B67 Essential parameter values for the Extended Image Dynamic Range Television (EIDRTV) system for programme production
【概要】
HDR(High Dynamic Range、高ダイナミックレンジ)は高画質化への要素として近年盛んに研究・開発が行われているトピックで、その規格化も進んでいます。8月1日に開始された8Kスーパーハイビジョンの試験放送でも、一部の番組はHDRに対応した番組になっています。このセッションでは、HDR方式の利点を説明し、HDR制作に関連するARIB標準規格STD-B67で規定されているHybrid Log Gamma(HLG)方式について、他の主要なHDR方式であるPerceptual Quantization(PQ)方式と比較して、その内容を紹介します。また、今年の7月に採択された勧告ITU-R BT.2100についても、ARIB標準規格との類似点・相違点などを紹介する予定です。

・STD-B66 UHDTVマルチフォーマット・カラーバー
【概要】
ARIB STD-B56で規定されたUHDTV(8K・4K)の映像パラメータに見合ったカラーバー信号をスタジオ映像作業班のアドホックで検討し、ARIB STD-B66 UHDTVマルチフォーマット・カラーバー信号として標準規格化された。UHDTVカラーバーはHDTVカラーバー信号の基本的な構造と機能を踏襲していることに加え、HDTV色域のカラーバー信号や1ピクセル単位での構造を持つ信号など8K・4Kの運用を考慮した信号を付加している。本セッションではUHDTVカラーバー信号の特徴について説明する。

ITE

NHK

正岡顕一郎
ITE

NHK

日下部裕一
ITE

NHK

添野拓司
音響関連(スタジオ音声作業班より)

・STD-B59 三次元マルチチャンネル音響方式スタジオ規格
【概要】
4K/8K放送サービスでは、5.1ch超のマルチチャンネル音響方式である7.1chと22.2ch音響方式が採用されている。上方や側方にもスピーカを設置することで、広視野化した映像に合わせた音像定位や、全周囲から到来する音の再生が可能になった。本標準規格では、両音響方式のスピーカ配置やチャンネル名に加え、チャンネルの並び順が規定されている。これらは国際規格である勧告ITU-R BS.2051にも準拠している。本標準規格の概要とともに、規格制定の根拠となった実験結果についても解説する。

・TR-B32 デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用規定
【概要】
現行放送サービスでは、番組を切り替えたときに音の大きさ(ラウドネス)が著しく変化しないように、ラウドネスをある目標値に合わせる取り組みがなされている。本技術資料では、ラウドネスの測定法とその目標値を規定している。本技術資料で採用したラウドネス測定法は、勧告ITU-R BS.1770に規定されており、全世界で使われている。2015年、4K/8K放送サービスに向けて、任意のスピーカ配置の音響方式のラウドネスを測定できるように改定が行われた。ラウドネス測定法の概要とともに、スピーカの位置に依存した方向別重み係数の導出と検証結果について解説する。

ITE

NHK

大出訓史
インタフェース関連(機器間インタフェース作業班より)

・STD-B58 超高精細度テレビジョン信号スタジオ機器間インタフェース規格
・STD-B64 超高精細度テレビジョン信号スタジオ機器間インタフェースにおける
デジタル音声規格
・STD-B68 超高精細度テレビジョン信号スタジオ機器間インタフェースにおける
タイムコードフォーマット

【概要】
ARIB標準規格STD-B56で規定される超高精細度テレビジョン方式による映像信号は膨大な情報量を持ち、伝送レートは約144Gbit/sに及ぶ(画素数7680×4320、フレーム周波数120Hz、サンプルビット数12、サンプリング構造 4:4:4)。本信号を現行HDTV信号用インタフェースHD-SDI (約1.5Gbit/s) で機器間伝送する場合、同軸ケーブルが多数必要で取り回しが煩雑になるなど実運用面で課題があった。そこで1本のケーブルで機器間の伝送が可能な光インタフェースを提案、標準化を進めてきた。更に、三次元マルチチャンネル音響方式のオーディオ信号(ARIB STD-B59)を上記インタフェースに多重し伝送する方法についても検討し、標準化を進めてきた。本講演では、ARIBで策定された本インタフェース規格(ARIB STD-B58)とオーディオ信号の多重・伝送規格(ARIB STD-B64)について解説する。
併せて、補助信号として映像制作に必要なタイムコード信号を多重・伝送する規格(ARIB STD-B68)について解説し、フレームレート120Hzなどタイムコードの高フレームレート化の展望と対応について述べる。

ITE

NHK

日下部裕一
ITE

NHK

白井規之
クロージング

ITE

NEC

菅原正幸

8月31日(水) 3・4限目 【シンポジウム1】ついに始まった世界初の8K衛星試験放送

2016年8月1日、世界で初めて放送衛星を使った8Kの試験放送が開始され、リオ五輪をはじめとするコンテンツを8Kの圧倒的な臨場感と迫力で日本全国にお届けした。
本セッションでは8K試験放送の全体像、および新しい放送を支える制作・送出・受信機などの各種最新技術や機器、設備に関して、実際に開発や実用化に携わった方々をお呼びし、 8Kの現状とその将来について議論する。

8月31日(水) 13:15-16:25
会場A 10番教室


司会
ITE

NHK

浜口斉周
S1-1 8K試験放送に向けた開発と整備

 2016年8月1日に8Kスーパーハイビジョン(SHV)試験放送が開始した。この試験放送では、8Kの魅力を最大限に引き出したさまざまなコンテンツが放送されている。これらのコンテンツ制作や番組送出をおこなうために、カメラ・中継車や送出設備をはじめとするさまざま設備を開発・整備してきた。
 本講演では、8Kフォーマット特長を概説し、開発・整備してきた番組制作設備や、送信・受信などを含めた送出設備の概要を説明する。また、実際の番組制作例や8月6日から放送しているリオ五輪の中継やパブリックビューイング、2018年の実用放送に向けたロードマップや8Kを応用した放送外利用への展開についても紹介する。

ITE

NHK

増原一衛
S1-2 8K制作機器について ~ 8Kカメラ/中継車の紹介~
ITE

池上通信機

秋山浩志
休憩(20分)
S1-3 8K送出システム ~ベースバンド/符号化/多重化~

 8月1日よりBSを用いた8K試験放送が開始された。
 NECは本放送システムのマスター送出システム部を担当する機会を得、高精細放送を実現するために、様々な新技術を導入したシステムや装置の開発を行ってきた。
 本講演では地上デジタル放送との違いの説明を交えながら、8Kマスター送出システムを紹介する。また、本システムを構成する単体装置(高精細ベースバンド映像信号処理装置(マトリクススイッチャ、フレームシンクロナイザ、U/C,D/C)、HEVC/H.265符号化・復号化装置、MMT/TLV多重化装置、現用予備切替装置等)の紹介も行う。
 なお、本8Kシステムで培われたシステム技術・単体装置は今後の4K放送でも活用できるため、4K放送への展開についても紹介する。

ITE

NEC

福原健志
S1-4 8K高度BS放送受信機システム ~8K放送対応セットトップボックス/8K-HDR・広色域対応モニタ/音響システム~

シャープは、2015 年10 月、市販品として世界で初めてとなる85 インチ8K 液晶モニタLV-85001 を発売した。また、今年5 月には、同じく世界初となる高度BS 8K 試験放送対応セットトップボックスTU-SH1000 を開発した。これらにより、8 月1 日に開始された試験放送を受信して、臨場感あふれる、高品質な次世代映像を楽しむことができるようになった。

本報告では、当社の8K 関連開発の経緯について簡単に紹介した後、これらの概要を紹介する。
LV-85001 85 インチ8K 液晶モニタ
★大型8K IGZO パネルを開発し、高透過率、広色再現の120Hz 対応8K パネルを実用化
★広色域バックライト用LED を新規開発
★HDR 技術を搭載
★縦置き対応
TU-SH1000 高度BS 8K 試験放送対応セットトップボックス
★BS17 チャンネル8K/4K 試験放送の要求に対応
★4K、8K いずれのモニタにも接続可能
★デジタル音声出力
★HDR 対応モニタとの連動
★ほとんどの回路要素のLSI 化を完了
これまで「少し先」と考えられがちであった8K の世界だが、今回の機器開発を機に、夢を手元に引き寄せることができたと考えている。今後、新しい映像表現、新たな価値が創造され、新しい文化や産業が創生されていくことを期待したい。

ITE

シャープ

吉田育弘

8月31日(水) 3・4限目 【シンポジウム2】VR技術の進化が映像サービスにもたらすインパクト

主に海外の家電技術動向として、360度映像やHMDといったVR(バーチャルリアリティ)関連技術における進展が著しい。本講演会では、研究、メーカ、サービス(放送、通信)にわたるそれぞれの切り口から、最新の技術トレンド・研究開発動向の紹介を行い、2020年に向けたサービスイメージ・利用シーンを踏まえた新規創出市場の展望を行う。

8月31日(水) 13:00-
会場C 12番教室
司会:内藤 整(KDDI研)

(各講演30分、質疑5分)


S2-1 VRを支える基盤技術と標準化動向

バーチャルリアリティ(VR)は近年非常に注目を集めているが,その基盤技術自体は1990年前後からの長い歴史があるものである.その多くの技術の蓄積の上に,近年のコンピュータ技術,情報通信技術が融合し,魅力的なアプリケーションとして登場するとともに,新たな市場が形成されつつある.また,映像・音声の圧縮符号化の国際標準規格を定める会合であるMPEGにおいても,360度映像や自由視点映像の技術に着目し,これらの圧縮符号化方式を標準化しようとする活動が始められつつある.本講演では,主に映像技術の観点からVRの基盤技術を概観するとともに,最近の国際標準化活動の概要を述べる.

ITE

名大

藤井俊彰
S2-2 デジタルチルドレンのためのVRシステムの開発~中京テレビ放送の取り組み~

中京テレビ放送では、自社の様々なイベントに向けて先端技術を生かした独自のシステムを開発し運用している。
ここ数年、VRデバイスの低価格化や開発環境の手軽さによって様々な年齢層に応じた開発が可能となっている。
今回は、特に子供向けのVRエンターテイメントシステムについて開発運用事例を紹介する。
デジタルネイティブとして生まれ育ってきた今の子供達はVRシステムを容易に操ることができる。
一方でヘッドマウントディスプレイの危険性なども考慮せねばならない。
児童にとっての「超臨場感」「仮想現実」のあり方など中京テレビの取り組みを報告する。

ITE

中京テレビ

川本哲也
ITE

中京大学

二コラ リベラティ
S2-3 NTT研究所での全天球映像研究開発の取組み

没入感のある高臨場な体験を遠隔地のユーザに送り届けることは,長年の間取り組まれてきた課題である.VR技術の一種として,遠隔地での体験を360°の全天球映像に記録し,これを臨場感高く届ける全天球映像配信が広まりつつある.
NTT研究所でも,高臨場なメディア通信技術の一環として,全天球映像に係る研究開発に取り組んできた.その取組みの一部を紹介する.

ITE

NTT

山本 奏
S2-4 VRの最新技術動向と自由視点映像の取り組み

近年急速に脚光を浴びているVRについて,サービス事例や周辺機器の動向から多角的な分析を行い,今後の方向性について議論する.さらに,その将来像のひとつとして,現在KDDI研究所が取り組んでいる自由視点映像技術とのコラボレーションを紹介する.自由視点映像技術の概要,および人物抽出などの各要素技術の特徴に触れるとともに,それをVRに適用する際の課題に言及する.実際のデモ映像を鑑賞し,その効果を実感していただいた上で,今後の課題についても議論を行う.

ITE

KDDI研

野中敬介
S2-5 生活とビジネスを変える仮想現実

今年はVR元年と言われていますが、VRには色々なレベルがあり、VRがなぜ注目されているのかについて、お時間を頂き全体像を説明させて頂きます。

ITE

HTC NIPPON

玉野 浩
S2-6 海外PC・VRゲーム市場動向と海外のVR販売のプラットフォーム(VRはどのようにして市場を拡大しているのか?)

VR元年と言われる2016年、VRが広がりを見せる海外のゲーム市場において何が起きているのか、VRを取り巻く環境についてご説明します。その中でも、PC・VRゲームの配信で世界最大級であるSteamプラットフォームについてご説明いたします。VRはゲーム業界のみならず、業界をまたぎ様々なビジネスシーンで期待されており、VRの中でもハイスペックであり、ルームスケールVRとして知られている「HTC Vive」とViveについてもお話させて頂きます。

ITE

DEGICA

岩永朝陽

9月1日(木) 1限目 SET(ブラジルテレビ放送技術協会)特別講演

9月1日(木) 9:00-10:00
会場A 10番教室


Sportv in Rio2016: The biggest sports coverage in the history of Brazilian Television

Speaker Information->
LOURENCO CARVANO Engineering Director – GLOBOSAT
He has built his career at SBT, Rede Manchete and Globosat. He was educated at the Federal Technical School of Rio de Janeiro and also studied at the School of Engineering of the UFRJ. His career includes TV Record, Rede Manchete and Globosat, since the latter was founded 25 years ago. He has headed up several projects, including setting up the headquarters of Globosat in the Barra da Tijuca district of Rio de Janeiro, in addition to covering several international events.

Panel Information: SET – ITE / ITE Interactive Session
Lourenco Carvano will be the head from SET on an ITE Interactive Session to discuss the focus and the unceasing challenges that Broadcast Engineering and New Medias face. The lessons on events such as in Rio-2016 Olympics, the solutions created to overcome difficulties and the new technological paths obtained from its results.

ITE

Globosat

Mr. Lourenco Carvano

9月1日(木) 2・4限目 【シンポジウム3】ネットワーク時代における映像情報メディアの役割と今後~IoTを中心に~
協賛:IEEE TEMS Japan Chapter、日本MOT学会、研究・イノベーション学会(予定)

 映像情報メディアはデジタル革命により、大画面薄型テレビの登場やデジタルカメラの普及に代表されるようにユーザの便益は格段に向上した。しかし、ものづくりの主な担い手が一気に新興国に移りグローバルな産業構造にも又大変革ももたらした。さらに、コンテンツ面でもスマホの爆発的な普及で、放送をはじめとする従来メディアの存在も脅かされるようになってきている。
 本シンポジウムでは、激変するメディア革命の中、工学系の技術者はどこへ向かって何をしていけば良いのかを探る。

9月1日(木) 10:45-17:00
会場A 10番教室


開会挨拶
ITE

福知山公立大

平野 真
[基調講演1]ネットワーク時代における映像情報メディアの役割と今後 ~ IoTデジャブ ~
ITE

情報通信研究機構

土井美和子
S3-2 [基調講演2]日本のイノベーションのジレンマ~テレビに見るイノベーションの歴史と課題~

「破壊的イノベーション」。多くのビジネスパーソンが一度は聞いたことがあるけれども、完全に理解できている方は少ないのではないでしょうか? 本講演では、①破壊的イノベーションとは何か(=敵を知り)、②なぜ日本のテレビメーカーは破壊的イノベーションに打ち負かされてしまったのか(=己を知り)、③自らが破壊的イノベーターになるためにはどのようにすれば良いのか(=戦略)について、豊富な図表を使いながら、順を追ってわかりやすく解説することで、皆様を「百戦あやうからず(百回戦っても危険な状態にはならない状態)」となるよう導きます。

ITE

関西学院大学 教授

玉田俊平太
≪全体セッション≫ 公開特別講演会【聴講無料】

会場: 三重大学 講堂(小ホール)
司会: 鶴岡信治(三重大学 副学長)
13:00-13:10
学会会長挨拶 高畑 文雄(早稲田大)
13:15-13:25
三重県挨拶 鈴木 英敬 様(三重県知事)(本シンポジウムと合同)
13:30-15:00
[特別講演]放送メディアを活用した観光開発と地方創成 松本 正之 様(JR東海 特別顧問)
詳細はこちら

S3-3 [招待講演1]2015年企業誘致で津市あのつ台にクラウド開発拠点を設置

AI/機械学習、ディープラーニングといった最先端テクノロジーの進化がIoT/M2M領域における企業の競争力をますます高めようとしています。最先端テクノロジーを実ビジネスに取り込むことで、今後企業や社会はどのように変革するのか、最新活用事例を交えながら解説します。

ITE

(株)FIXER 代表取締役社長

松岡清一
S3-4 [招待講演2]IoTに向けた温故知新とメタエンジニアリング

概要 ますます混沌としてくる社会において、、課題解決に新しい考え方が必要である。そのため、これまでの技術の歴史を社会と関連ずけてみる必要がある。電気学会が行っている顕彰制度「でんきの礎」を紹介する。また、従来のエンジニアリングに対して提言されているメタエンジニアリングを紹介する。これらを用いて、今話題のIoTをイノベーションに結び付ける方策について述べる。

ITE

日本経済大学教授

鈴木 浩
s3-5 [招待講演5]IoT応用と日本の産業の復権

ITE

トヨタlT開発センター代表取締役会長

井上友二
終了挨拶

9月1日(木) 3限目 【大会全体セッション(聴講無料)】

9月1日(木) 13:00~15:00
講堂(小ホール)
司会:鶴岡信治(三重大学 副学長)


学会会長挨拶

1974年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年、国際電信電話(株)研究所入社。1980年工学博士(早大)。1988年早稲田大学理工学部教授。2004年9月早稲田大学理工学術院(名称変更)教授。現在に至る。移動通信、固定通信、衛星通信、放送分野における無線周波数の有効利用に関する研究に従事。

ITE

早稲田大学

高畑文雄
三重県挨拶

生年月日:1974年8月15日 兵庫県に生まれる
(本籍地 三重県菰野町)
学歴: 1993年3月 私立灘高等学校卒業
1998年3月 東京大学経済学部卒業
経歴: 1998年4月 通商産業省入省
2008年2月 自由民主党三重県第二選挙区支部長
2011年4月 三重県知事就任
2015年4月 再選、現在二期目(全国最年少知事)

ITE

三重県 知事

鈴木英敬
[特別講演]放送メディアを活用した観光開発と地方創生

 日本が持っている有効な観光資源を生かし、いろいろな観光産業を活性化させることは、これからの日本の発展および地方の創生に欠かせない。
 その観光開発は、まず放送・映像メディアによる五感への訴求、そして「行ってみたい!」という動機付け無しには成り立たない。
鉄道事業も、観光客を増加させるため、移動の速さや利便性を向上させているが、加えて、映像メディアとのコラボレーションが大きな効果をあげている。
これら、観光、映像メディア、鉄道、そして地方創生など、お互いの強い結び付きについて話したい。

ITE

JR東海 特別顧問

松本正之

9月2日(金) 2限目 [KIBME招待講演]Overview of the KOREAN terrestrial UHD standard & R&D for realistic broadcasting service system

9月2日(金) 11:00~
会場A 10番教室
司会:鹿喰善明(明治大)

講師:Dr. Sung-Hoon Kim
所属学会:The Korean Institute of Broadcast and Media Engineers (KIBME)
肩書・所属:
Principal Researcher
Realistic Broadcasting Media Research Department
Electronics and Telecommunications Research Institute (ETRI), Korea


9月2日(金) 3限目 【シンポジウム4】映像情報を用いた物体追跡技術の最前線とスポーツ科学への応用動向(学会誌9月号特集連動企画)

映像情報を用いた物体追跡技術の最新事例、処理精度向上を可能とする撮影技術、競技現場や放送コンテンツへの応用事例の紹介を通じ、映像情報処理とスポーツ科学との連携、およびその可能性について紹介する。

9月2日(金) 13:00-16:30
会場A 10番教室


S4-1 開会挨拶・概要
ITE

筑波大

北原 格
S4-2 歩行映像解析システム

本稿ではカメラにより撮影された歩行映像から人物に対応するシルエットを抽出し,シルエット画像列から抽出される歩容特徴を用いて人物の年齢推定や個性計測,個人認証を行う技術を紹介する.また,これらの歩行映像解析技術は,スポーツ映像解析への適用も考えられるため,本稿では技術の適用可能性についても検討する.

ITE

阪大

村松大吾
S4-3 画像センシング技術によるチームスポーツ映像からのプレー解析

チームスポーツ映像を対象とした画像センシング技術によるプレー解析システムに関する研究事例について述べる.個々の選手の動きのみならず,全体の選手の動きを特徴量とするプレー解析手法,選手の姿勢情報の推定手法について解説し,現場の戦術解析に実際に役に立つスポーツ映像解析システムを実現するための具体的な取り組みを紹介する.

ITE

慶大

青木義満
S4-4 高速トラッキング撮影を可能にする1msオートパンチルトとその応用

本稿では,高速かつ不規則に動く対象を追従して映像を撮影できる,1msオートパンチルトの原理と実験結果を説明する.さらに,現在実用化を目指して進めている,スポーツ番組制作等への応用に関する取り組みと,卓球トレーニングへの応用に関する取り組みとを紹介する.

ITE

群馬大

奥 寛雅
S4-5 多視点ロボットカメラのスポーツへの応用

多視点ロボットカメラは、複数台のロボットカメラの協調制御システムであり、これまで撮影が困難であった広い空間をダイナミックに移動する被写体の多視点映像を撮影することができる.また、撮影した多視点映像から、静止した時間の中で被写体の周囲を回り込んで見ているかのような映像「ぐるっとビジョン」を制作できる.これらをスポーツに応用することで、選手の姿勢や動きをさまざまな視点から分かりやすく表現することが可能である.本章では、多視点ロボットカメラの概要とスポーツへの応用例について紹介する.

ITE

NHK

池谷健佑
休憩(10分)
S4-6 サッカー映像における試合内容の理解を促すデータの可視化

サッカーでは,選手のフォーメーションや戦術などの理解が重要である.本稿では,これまで著者らが進めてきた試合内容の理解を促すデータを可視化するための手法を紹介する.これらの手法は,サッカー映像から取得する選手位置のデータに基づいてパスが可能な領域や選手グループの優勢度,重要選手などを可視化する.

ITE

北大

高橋 翔
S4-7 映像コミュニケーションによるスポーツスキルの獲得支援

本稿では,スポーツスキルの獲得を認知論的アプローチで支援する方法として,映像コミュニケーションを用いた技やコツなどの実践知の集約,および指導や育成に関する取り組みを紹介する.まず,作業映像の視聴時に協調行動を促すインタラクションの場を提供する映像シーン連動掲示板システムを説明する.次に,より高度な運用方法の事例を示す.最後に,利用促進に必要な映像ハンドリング技術について述べる.

ITE

日大

嶌田 聡
S4-8 8K/4Kハイブリッド対応フリーナビゲーション視聴のための映像処理技術

近年の高解像・高臨場感映像に対するニーズの高まりを受けて,8K/4Kスポーツ映像とそれによる自由視点映像を,同時にリアルタイム鑑賞可能とするハイブリッドフリーナビゲーションシステムを紹介する.本稿では,当該システムの全体構成に触れるとともに,その要素技術である選手領域抽出および選手追跡による移動平滑化の詳細とその効果を述べる.また,本システムの将来展望についても言及する.

ITE

KDDI研

野中敬介
S4-9 スポーツの超高精細動画像の標準化とその応用 ~ 8Kにおける体育・スポーツとの連携 ~
ITE

日体大

角田 貢
閉会挨拶
ITE

早大

渡辺 裕

9月1日(木) 懇親会

9月1日(木) 17:10-18:30
生協第二食堂

会費:一般3,000円 学生1,000円
受付:懇親会会場入口