講演抄録/キーワード |
講演名 |
2011-07-22 16:35
ジャイレータ回路とマルチバンドレシーバーへの応用 ○近藤 亮・池辺将之・本久順一・雨宮好仁・佐野栄一(北大) |
抄録 |
(和) |
マルチバンドレシーバーの究極の構成は, RF信号を直接A/D変換器でデジタル信号に変換し, 信号処理プロセッサで処理する構成である. しかし, そのためには非常に高速なA/D変換器が必要となり, 非現実的である. このため, RFフロントエンドには複数のシステム, 周波数帯に対応したアナログ回路が必要である. 本稿ではFET素子を用いてインダクタンス成分を実現するジャイレータ回路によるRFフロントエンド要素回路(電圧制御発振器, アクティブフィルタ, 低雑音増幅器)のマルチバンド化手法を提案する. TSMC 0.18um CMOSプロセスを用いて, 以上の提案する回路を設計し, 回路シミュレーションにより動作を確認した. また, 低雑音増幅器に関しては実際に試作した結果についても述べる. |
(英) |
An ultimate multiband radio receiver might convert RF signals to digital signals by an analog-digital converter (ADC). Such ADC requires ultra high-resolution and ultra fast sampling rate. It is unacceptable for portable wireless communication systems. Therefore, analog circuits cannot be eliminated from those terminals. In this paper, we proposed analog circuits (VCO, active filter, LNA) design with gyrator-C network for multiband receiver. We designed and tested the proposed circuits using TSMC 0.18um CMOS process. We also confirmed the operation of a fabricated LNA. |
キーワード |
(和) |
CMOS / マルチバンド無線 / ジャイレータ回路 / 電圧制御発振器 / アクティブフィルタ / 低雑音増幅器 / / |
(英) |
CMOS / multi-band radio communication / gyrator-C circuit / VCO / active filter / LNA / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 35, no. 28, IST2011-50, pp. 125-130, 2011年7月. |
資料番号 |
IST2011-50 |
発行日 |
2011-07-14 (IST) |
ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 |
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