会長からのご挨拶

会長からのご挨拶

会長 伊丹 誠

東京理科大学 先進工学部 教授

【会長就任挨拶】

2022年5月27日に開催されました映像情報メディア学会定時社員総会におきまして、田中前会長の後任として会長を務めさせていただくことになりました。テレビジョン学会に学生時代に入会して以来、研究発表や学会運営などを通じて諸先輩をはじめとする多くの皆様と交流する貴重な機会をいただき多くのことを学びました。このたび、70年の歴史のある本会の運営を担うことは誠に光栄であり、身を引き締めて学会発展のために取り組む所存です。

テレビジョンの発明を源泉とする映像情報メディア技術はテレビジョンの発明以来発展し続け現在では4K・8K超高精細度映像などが身近なものとなってきました、さらに、近年のインターネットの発展に伴い映像情報メディアの利用形態が多様化しさまざまな分野への展開が加速し、映像情報メディアを取り巻く環境は大きく変化しています。映像情報メディアを支える基盤技術とその応用に関する最新の情報収集や意見交換の場として、本会は大きな役割を担ってきており、これからも急速に変化を遂げる映像情報メディア技術に対して最新の動向をいち早くとらえ、新たな分野の開拓を積極的に行い魅力的な会員サービスの提供を行っていきます。

本会は皆様の情報収集、意見交換の場として研究会や大会を開催しています。しかしながら、この2年間はパンデミックの影響でほとんどがオンライン開催で行われました。本年度は現在の状況を注視しながら全国各地でのオンサイトとオンラインのハイブリッド開催が計画されています。年次大会は郡山で3年ぶりにハイブリッド開催されることとなりました。未だ予断を許さない状況ではありますが、少しずつオンサイトでの交流が行われていくことを期待します。今後はオンライン開催の実施で蓄積されたノウハウを生かしつつ、オンサイトとオンラインの利点を生かした研究会および大会を開催し、多くの皆様がさまざまな形で参加できる研究会・大会を実現していきます。

研究会、大会の実施に加えて本会は会誌・論文誌の発行、テストチャート頒布を行っています。会誌では最新の情報・話題の皆様への提供、論文誌では最新の研究成果を掲載しています。英文論文誌のMTAはScorpusにて高い数値を獲得しており、今後も更なる向上のために取り組んでいきます。テストチャートは4K・8K超高精細・広色域HDR版標準動画像(Cシリーズ)第2版の頒布を計画しています。

会員数の減少に対する対策は本会の取り組むべき大きな課題ですが、そのための取り組みの一つとしてアカデミックパートナーの制度の改定を昨年度行い、学会の今後を担う学生の皆様がより参加しやすくなりました。今後もより多くの皆様に興味を持っていただける会員サービスの充実を図っていきます。充実した会員サービスのためには学会のDXの推進も重要な課題であると考えております。

2022年度も本学会のさらなる活性化と発展のために、役員、事務局の皆様と一丸となって施策の実現に向けて尽力して参ります。会員の皆様のご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。